ソウル市教育省は6日、名門の漢陽大学付属漢陽小学校の前校長らが定員枠外の生徒を入学させ、更にその見返りとして、一人当たり1000万ウォン(約80万円)の不正金を受け取っていた疑いがあると明らかにした。

韓国の私立小学校では、新入生を公開抽選で選ぶことになっており、規定の定員数を超える受け入れは違法行為となる。

漢陽小学校の前校長らは、2004年から2010年8月までの間に、抽選で落ちた生徒118人を定員枠外入学させ、「発展基金」と称して6年間で合計18億2000万ウォン(約1億4500万円)を受け取っていた。この不正金は、教師の外食費や伝統的な名節の餅代に使われていた。

ソウル地方警察署は、前校長ら2名を横領などの疑いで拘留期間延長し、不正金の管理にかかわった学校の資金管理担当を在宅起訴とした。

このことから、ソウル市教育省は、ソウル地域にある私立小学校40校に対する不正入学の調査を開始した。すでにA小学校でも、転入を希望する親から500万ウォン(約40万円)〜1500万ウォン(約120万円)の金銭を要求していたことが判明している。

実際、転入を申請をしたある生徒の親は、学校側から入学手続きの連絡を受けて教官に会いに行ったところ、学校内部の暫定的基準を提示し、金銭を要求してきたと明かしている。

その暫定的基準とは、1年生1500万ウォン(約120万円)、2年生1000万ウォン(約80万円)、3年生が500万ウォン(約40万円)で、1年生の子供の転入を希望していたこの親は1500万ウォンを要求されたという。ソウル市教育庁は、週明けにも学校関係者らに対し、調査を行う予定だ。

私立の小学校は弁護士や医者などの富裕層に人気が高く、名門校の校長らは入学を利用して金銭を得ていた。今回のような私立小学校の「裏口入学ビジネス」の摘発は今回が初めてとなる。


参照:「裏口入学ビジネス」私立小学がまた発覚、1500万ウォン要求 - 聯合ニュース
参照:名門小学校、1000万ウォン裏口入学ビジネス - FNN


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