ザック・ジャパンの船出となるアルゼンチン戦を明日に控え、会場となる埼玉スタジアムで公式練習が行われた。約40分間のウォーミングアップが終わった後、ザッケローニ監督が選手達を集めた。2分間の短い話の後、10分間ハーフの紅白戦が行われた。

グループA
      森本
香川    金崎    関口
    遠藤  中村
長友  阿部  今野  駒野


グループB
      前田
岡崎    本田圭   松井
    長谷部 細貝
槙野  伊野波 栗原  内田

(GKは流動的に入れ替え)

このグループはウォーミングアップの途中で分けられ、その後のトレーニングメニュー、パス交換も2人1組のダッシュも、まるで2組の競争のように行われた。記者会見でザッケローニ監督は「どちらかがスタメンということはない」と言っており、このグループ分けの中からどのような組み合わせで先発が決まるのか、そのザッケローニ監督流の先発メンバー選定法やチーム運営の手腕も今回の注目点の一つとなる。

なお、午前の練習後に右足内転筋に痛みを感じた本田拓は公式練習に参加せず、松井は紅白戦の途中で左膝の炎症から練習を切り上げている。


◇練習後選手コメント
■中村憲剛
「守備のところでコンパクトに、センターFWから守備をして追い込んで、取ったらすぐ前に早くというイメージをザッケローニ監督は言っていました。取った瞬間に前の選手が動き出して、そこに合わせるイメージだと思います。高い位置で奪えばチャンスが来るし、とにかく間延びしないようにといわれています。細かい指示があっていますが、それは一つのアイデアだと思うんですよ。サッカーでは同じ場面はないので。ボールを持ったときのシチュエーションだとか、トップが流れたときの動きだとか。でも監督も実際にプレーするのは自分たち選手だと言っていますし、一つのアイデアとして頭に入れておいてくれということで、絶対にこれをやれとは言われていません。ですが、そうやってアイデアを監督からもらうというのは大事だと思っています」

■槙野智章
——サイドバックは思い切り出て行かなければなりませんね。
「はい、サイドは難しいです」

——ですが、サイドが思い切り飛び出すというのは広島と似ているのではないでしょうか。
「はい、そう思います。あまり変わりはないと思いますが、日本代表では今監督が行っていることを守ろうとし過ぎているように感じています。広島とは変わりがないし、ザッケローニ監督は岡田監督のやり方もベースにすると言っているので、やり方は違うんですよ。ちょっとそこを考え過ぎていますね。もっとシンプルにできればいいと思います」

■前田遼一
――長友選手に引っ張られても振りほどいてクロスを上げていましたね。
「はい……でも、点を取らないと……」

――ちゃんと前線でボールがおさまっていましたよ。
「はい……でも点を取らないとね……」

――ラモス監督が日本で一番いいFWだと日本代表復帰を喜んでいました。
「そうですか(表情明るくなる)。証明できるように頑張ります」

――出番はありそうですか?
「どうですかね……期待して待ってます」

■香川真司
――時差ボケが酷いらしいが?
「一昨日は眠れませんでした。でも疲れは今のところ普通です」

――ザッケローニ監督はどういう監督ですか?
「まだ始まったばかりですし、短いので何とも言えないですけど、ポジショニングのことなどは細かく言われています」

――攻撃は?
「縦パスを狙えるのならどんどん狙えと言われています。ボールを回すより、どんどん縦パスを狙うことが要求されると思います。どんどん縦パスを入れて、前へ前へと攻撃していきたいです」