インテルのラファエル・ベニテス監督は今回の代表戦によるリーグ中断を歓迎しているかもしれない。インテルはクリスマスまでチャンピオンズリーグ、リーグ戦、コッパ・イタリアと、休みのない戦いが続くからだ。MFチアゴ・モッタを取り戻すうえでも役立つことだろう。

ベニテス監督は未来に向け、攻撃陣は問題ないと考えているが、中盤を強化すべきだと見ている。たとえば、バイエルン・ミュンヘンMFバスティアン・シュヴァインシュタイガーなどは役に立つはずだ。一方で、1月にMFサリー・ムンタリが移籍するのは明らかだろう。

ユヴェントス戦でベンチメンバーに入らなかったことに腹を立て、帰宅してしまったムンタリは、5日にベニテス監督やクラブ幹部、キャプテンのMFハビエル・サネッティと話し合っている。だが、同選手はイギリス『スカイ・スポーツ』に対し、現在の状態が気に入らないことを明らかにした。

「移籍? もちろんさ。僕はサッカー選手であって、給料を稼げればそれでいいと考える人間じゃない。僕はサッカーが好きなんであって、野心もあるし、毎日のようにプレーしたいんだ。僕の居場所はスタンドではなく、ピッチなんだよ」

彼が言う「ピッチ」は、リヴァプールのアンフィールドのそれになるかもしれない。イギリスのメディアは、リヴァプールが同選手に関心を抱いていると報じているからだ。

インテルでは先日、DFマイコンの問題も浮上している。ただ、彼に関しては、インテルからの移籍というよりも、現時点ではマイコンとアントニオ・カリエンド代理人が決別することの方があり得るだろう。夏のマーケットで何度となく年俸修正を求め、最近ではインテルの幹部に「汚いヤツがいる」と非難していた同代理人は、イタリア『テレロンバルディア』に対し、「たぶん私はマイコンと終わりになるだろう」と認めている。