朝一番から電波びんびんHOTな話題ワードをテーマに文章綴る。寝惚けた頭に目覚めの一発。日々命題第回目のテーマは「ノーベル化学賞」だ。

 「ノーベル化学賞」が発表された。下馬評ではips細胞の山中伸弥教授がトップにいるという情報も流れていたのであるが、蓋を開けてみれば鈴木章教授と根岸英一教授という日本人二人が二年ぶりに受賞するという結果であった。

 当紙記者はips細胞に期待している人間のひとりであり、今回は下馬評関係なくips細胞が受賞するだろうと予想していた。しかし、どうも完全に実用化していなければいけないような空気があったり、先に受賞すべき人間が受賞するという空気があったりするようである。アメリカで研究していなければいけないというような噂だって飛び交っているのは、そのような理由からであろう。

 しかし、今は手放しで喜びたい。鈴木教授、根岸教授、おめでとうございます。

 今回のノーベル化学賞を授業した技術であるが、パラジウム触媒を用いて有機ハロゲン化合物と有機ホウ素化合物を結びつける最適の方法「鈴木・宮浦カップリング」が受賞したとのことである。

 この技術は抗ガン剤やエイズ特効薬、液晶製造などに用いられたとされており、広い分野に影響を与えた技術であったとされている。人によっては今回受賞したお二方を「教科書に載っている歴史上の人物」だと思っていたと零すほど、栄誉ある人たちなのだそうだ。

 腐女子の方であれば「鈴木が攻めで、宮浦が受け」なんて妄想を繰り広げてしまうかも知れない。だが、今は落ち着いていただこう。あまり興味はないかもしれないが、今は化学のお時間である。

 折角なので、今回取り逃してしまったが折角なのでips細胞についても触れておきたい。ips細胞ってなんじゃらほい、という方も居られるだろうか。当紙記者はかれこれ4,5年ほど前にips細胞を研究し発表している方のブログを読んでいたことがあり、それでその存在を把握はしていた。

 初めて見たときは、「万能細胞!? 細胞をリセット!? 何これ、SF!!」と興奮したものであった。しかし、実際この技術はSF小説などでよく用いられている技術なのではないだろうか。失われた腕を取り戻す、足を取り戻す。まるで鋼の錬金術師のようなお話であるが、サイボーグ化より先にこちらの技術が現実世界では発展したというのが、また面白い話である。

 ちなみにips細胞を活用すれば、歯すらも再生出来るのだという。此処まで来たら、全身若返り技術の確立や、不老不死の実現が可能になるということなのだろうか。此処まで来たら、またSFになってくるかもしれないが、そういうドキドキが最先端科学技術には詰まっている。

 今回の受賞者である根岸教授は「若者には世界に出て欲しい」と語った。その真意を要約すれば「日本より世界が優れているとは言わない。だが、世界から日本を見ることに意義があり、そうした目線を持つことがこれからの社会では必要とされるものである」とのことである。

 米国に移り住み、50年もの間、必死に研究を続けてきた根岸教授だからこその説得力のある言葉だ。

 必殺仕分け人こと蓮舫議員は「世界一になる理由は何があるんでしょうか。2位じゃダメなんでしょうか」(後日には撤回している)と語ったのだが、敢えて言いたい。やはり「1位を目指さなければ意味がない」のだと。これだけ、国民を沸かせるものがノーベル賞にはあるのだ。そんな当たり前のことを撤回しているとはいえ、一度でも質問したことは謎としてノーベル賞を受賞する人間が出る度にこうして語り継がれていくことになるだろう。

 さて、来年は是非とも山中教授に受賞していただきたいものである。こうして、連続して受賞し続けることでモチベーションが上がり、日本の科学技術が更なる発展を遂げることを期待するばかりだ。

 不況不況で暗いニュース続きにこのような明るいニュースを報道できて嬉しい限りである。


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