韓国人歌手ピ、4億円規模の巨額横領容疑で訴えられるも完全否定

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巨額の横領と背任の疑いで訴えられた韓国人歌手ピ(レイン)ら関係者の捜査が、進んでいるようだ。

ピは今年4月、自身がデザイナーを務めるファッションブランド「シックストゥファイブ(6to5)」に投資したイ某氏から、詐欺、背任の疑いで訴えられた。イ某氏は訴えた理由について「ピがファッション事業のために設立したJ.Tuneクリエィティブに、20億ウォン(約1億5000万円)を投資したが損失を被った。また、ピに対するモデル料の名目で20億ウォンを横領した」と主張。検察は、ピをはじめ関係者7人が、総額46億ウォン(約3億4000万円)を横領したものとみて調査を進めている。

J.Tune(ジェイチューン)クリエィティブは、ファッションブランド会社として2008年2月に資本金29億9556万5000ウォン(約2億2000万円)で設立された。「シックストゥファイブ」はJ.Tuneクリエィティブが作ったアパレルの商標である。

6日の報道によると、J.Tuneクリエィティブは2008年4月、イ某氏から20億ウォン受け取ったが、このうちの5億ウォンだけを資金に充て、残りの15億ウォンはピが最大株主となっているJ.Tuneエンタテイメントに充てられていた。イ某氏は「ピと関係者らは、会社の公金を金融商品として資金を流出、流用した」と指摘している。

また、イ某氏はモデル料の名目で22億5500万ウォンを支払っているが、J.Tuneクリエィティブが実際にテレビや新聞、雑誌などで広告モデルとして活動した形跡がないことがわかっている。

検察は「シックストゥファイブ」が2009年2月にブランド展開する前に消えた総額46億ウォンの使い道について、重点的に捜査をしているという。「シックストゥファイブ」は、ブランド展開してから1年4カ月後の2010年6月に廃業している。

イ某氏は、投資金を流用した疑いがあることや、積極的な広告活動を行わなかった点などから「ピや関係者は、始めからファッション事業をする気はなかった」とし、J.Tuneクリエィティブの親会社であるJ.Tuneエンタテインメントの事業が上手く行かなくなったことから、芸能人という肩書きを利用して投資家を集め、詐欺行為を行ったと指摘している。

これについて、J.Tuneエンタテインメントは6日、「一部のメディアが横領容疑との報道をしているが事実ではない。メディアによる歪曲された虚偽事実を流府した当事者であるイ某氏について、強力な法的対応をする」と報道を一蹴した。

現在、ピはKBS2TVのドラマ『逃亡者』に出演している。


参照:ピ「46億ウォン横領」に対する公式見解を発表 - bntnews
参照:歌手ピなど7人46億ウォン横領疑惑でつかまる - newsis


(文:林由美)

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