元マイクロソフト日本法人社長の読書術

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 ビジネス力をつけるために本を読むことは大事です。
 しかし、ビジネスの素養を磨くための読書となると、どんな本を読めばいいのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。

 元マイクロソフト日本法人の社長で、『大人げない大人になれ!』(ダイヤモンド社/刊)などの書籍でも知られる成毛眞さんは書評家としての一面も持っている、当代きっての読書家です。そんな成毛さんビジネスパーソンにどんな本を勧めているのでしょうか。『実践!多読術―本は「組み合わせ」で読みこなせ』(角川書店/刊)の中から成毛さんの選書についての考えを紹介します。

■ノンフィクションを頭にたたきこんで、ケーススタディをせよ!

 ビジネスの感覚を磨くための読書として経営者にありがちなのが、“古典から学ぶ”というスタイル。確かに『孫子の兵法』などの古典作品から現代に活かせる知恵を得ることは大事なことですが、成毛さんは、古典は読まないそうです。
 その理由は原典の著者の文章がうまくないことと、翻訳が下手なこと。たとえば『孫子の兵法』から得られる知恵なら、きちんとした経営学書を読めば手に入る、と成毛さんは述べています。

 ではビジネスの素養を養うためにはどんな本を読めばいいのでしょうか。
 成毛さんは、経営の分野なら『○○論』といった学術的なものではなく、ノンフィクションライターの手によって書かれたケーススタディを読むことを勧めており、その一例として『コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった』(マルク・レビンソン/著、村井章子/訳、日経BP社/刊)をあげています。
 ケーススタディといっても、トヨタやホンダ、パナソニックなどの成功企業を安易に紹介しているものはおすすめできないそうです。また、経済については未来予測的なものではなく、現実の経済活動を後追いしたもの、つまり“過去”を扱ったものを読むべきと述べています。

 『実践!多読術―本は「組み合わせ」で読みこなせ』には成毛さんの読書術はもちろん、おすすめの書籍も掲載しているので、どの本を読んでいいのかわからないという人は手に取ってみるといいかもしれません。
(新刊JP編集部/山田洋介)


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