ようやく涼しくなったと思ったら、もう10月。読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋である。当然お酒も美味しくなる。しかし、過ごしてしまえば、翌日には頭痛とともに空白の記憶の恐怖が待っている。

『酔って記憶をなくします』(新潮文庫)は同名のmixiコミュニティに寄せられた驚愕の体験談をまとめた一冊である。「なぜワタシはここに?」の乗り過ごし体験やら、目覚めたら隣に男の人が!のようなよくある(?!)ことから、トイレで三点倒立したくなる人やら、風呂場でひとり大宴会をしてしまったり、つつじの花を吸いながら帰宅したりと爆笑しつつ、どこか胸の奥が痛い自分...

 豪快なのは圧倒的に女性で、そういや女のヨッパライは手に負えないことが多い。「酒とつまみ」編集長の大竹聡と、女性作家一の酒飲み、恩田陸との飲兵衛対談も秀逸。

 既に続編の企画も進行中らしく、我こそは!という体験をお持ちの勇者はエピソードを、ペンネーム、性別、年齢、本名、住所とともにyotte@shinchosha.co.jpまで200字から600字で送ってみよう。

(東えりか)







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