「我々はとてもうまくやった。チームのことは気に入ったよ。勝つことが大切だった。重要な勝ち点が懸かっていたからね」

チャンピオンズリーグ・グループリーグ第2節のブレーメン戦で、4−0と圧勝を飾ったインテル。試合から一夜明けた30日、マッシモ・モラッティ会長は試合について、明らかに満足した様子でこのように語った。

ラファエル・ベニテス監督は若手選手たちを起用したが、モラッティ会長もこのチョイスを認めており、「若手を入れたことはとても良かったね。彼らはすぐにプレーに適応した。ただ、まだ改善するために時間を必要としている」と話している。

一方、ブレーメン戦が今季ベストのパフォーマンスだったかと聞かれると、モラッティ会長は「我々はほかの試合でも良いプレーをしたよ。ブレーメン戦ではとても見事なプレーを確認させてくれたんだ」とコメント。インテルにとって唯一の心配となる、ユヴェントスとのビッグマッチを前にした負傷者の多さについては、「(ケガの)深刻さを知らないから、何も言えないな」と述べるにとどまった。

インテルのエルネスト・パオリッロ代表取締役は29日、ユヴェントスはカルチョ・スキャンダル発覚でインテルに授与された2006年のスクデットのはく奪を求めるよりも、そのほかのすべてのスクデットを返却すべきだと話している。モラッティ会長はこの発言について、次のようにコメントした。

「全部そのとおりだね。だが、この数日はそういうことすべてに関して言い続けたくない。日曜にはユヴェントスと対戦するんだ。いずれにしても、サッカーの一つの試合という環境にとどめておく必要がある。お願いだから、騒動を大きくしないようにしよう。本当に感じの良くないことになりかねないからね。そうならないように努めよう。我々が日曜のピッチでうまくやれるかどうか、見てみようじゃないか」