ゲーム会社が任天堂に「ちょっと違うんじゃない」と苦言! さらに任天堂の裏事情をバラす

写真拡大

『任天堂カンファレンス2010』で任天堂の代表取締役社長・岩田氏が発言したコメントに対し、ゲームソフトを開発・販売しているゲームメーカー・アルケミストの社長が「えええぇぇぇぇ!? ちょっとちょっと違うんじゃない!?」と苦言している事が判明した。

岩田社長はマスコミやゲーム関係者に「任天堂のゲームハードで売れているのは任天堂のゲームソフトばかり。サードパーティのゲームタイトルが売れていない」と発言。

さらに岩田社長は「ニンテンドー3DSではスタートダッシュの段階でサードパーティと足並みをそろえる必要がある」と発言し、それに対してアルケミスト社長が「えええぇぇぇぇ!? ちょっとちょっと違うんじゃない!?」や「任天堂流通の問題点を今一度、見直すことが必要な時期」と、ブログで反論しているのである。

どうやらアルケミスト社長は、任天堂がいま解決すべき部分は「スタートダッシュの段階でゲームメーカーが足並みをそろえる」ことではなく、流通の問題を解決すべきだと言いたいようだ。

さらにアルケミスト社長は、任天堂との取引で問題視している部分を暴露。ゲーム業界関係者じゃないと知らない事をブログに書いているのである。アルケミスト社長は、ブログに任天堂の裏事情を3つ掲載している。その裏事情とは以下の通り。

・ゲームソフトの再発注は1000本から
ゲームソフトが売れると再発注をしてどんどん生産することになるが、任天堂は再発注の最低本数が1000本のため、100本や200本の再発注をお願いする事ができないという。他メーカーのハードの場合は100本単位で再発注が可能なのだとか。このルールに対してアルケミスト社長は、「お店から注文数が200本しかきていないのに☆千本は製造できません」とコメントしている。

・ゲームソフトを再発注すると出荷までに3〜4週間かかる
他メーカーのハードの場合は再発注をすると1週間で出荷できるらしいが、任天堂は3〜4週間かかるという。アルケミスト社長は、「発注後のタイムラグは商品にとって致命的です。そのリスクをなくす為には、販売数を読んで1ヶ月分の在庫を持たなくてはいけません。しかしメーカーにとっても非常にリスクのあるため、商品在庫は多く持てません」と語っている。

・ゲームソフトを再発注するには前金を全額払う必要がある
ゲームソフトを再発注する際、任天堂に製造費の前金として全額を支払う必要があるとのこと。アルケミスト社長は、「ソフトが大ヒットして100万本注文が入った場合には、任天堂に1000円×100万本=10億円の前払いが必要になります。メーカーも注文段階では問屋などから入金をいただけないので資金繰りに苦しむ事になります」と語っている。

アルケミスト社長の任天堂に対する要望をまとめると、ゲームソフトを100本単位で発注できるようにし、再発注から1週間程度で出荷可能にし、製造費の前金を少なくして欲しいということになる。はたして任天堂にアルケミスト社長の声が届くのか? 今後の任天堂の体制に注目が集まるところだ。

Screenshot from alchemist-net.co.jp.
This image is used in accordance with copyright law number 32.

このニュースの元記事を読む

■こんなびっくりニュースもあります