経済力がないと「都合がよい女性」にもなれない。

 こう話すのは書籍『バブル女は「死ねばいい」』の著者・杉浦由美子氏。その理由として、男性の需要が「稼いでくれる女性」にシフトしているからだという。

 婚活業界の関係者に話をきくと、「結婚できる条件は、男性は経済力、女性はいかに相手に合わせられるか」という話が必ずでてくる。これは20年前も今も変わらないそうだ。いつの世も、女性は経済力がある男性を選ぶもの。そして、経済力がある男性は、自分に都合がよい女性を選ぶのだ。

 しかし、男性が選ぶ「都合がよい女性」の要素に変化が見えてきた。「最低限の経済力がある女性」が条件に加わったのだ。終 身雇用が崩れたから経済力のある男性であっても、いつリストラされるかわからない。その危機感があるから、女性にも経済力を求めるようになってしまった。

 今も昔も男性が結婚したい職業1位は「看護師」であるが、その理由も同時に変化している。
かつては「尽くしてくれそうだから」だったが、今では「経済的に安定しているから」だそうだ。

 大企業の正社員の女性では、いったん仕事を辞めてしまうとその安定は崩れる。それに比べて看護師は資格職なので再就職が可能だ。出産、子育ての後に復帰することもできる。それを見込んでの「看護師」人気。

 看護師という仕事は常に人手が足りない。なぜ人手が足りないかといえば、いわゆる「3K」というイメージがあるから。つまり、「キツイ」「汚い」「危険」な仕事と思われているので、やりたがる人が少ない。だからこそ、仕事には困らない。

 しかし、いま看護師と結婚したい男性は、妻に「3K」な仕事をさせる上に、家計を支えろ、という。これまたずいぶんと勝手な要望でもある。

 ただ、そうはいってられない程に世の中の不景気は進行してしまったのだ。「都合がよい女性」になるだけでも、簡単にはいかない時代がやってきた。



『「都合がよい女性」にもなれない世の中〜『バブル女は「死ねばいい」』』
 著者:杉浦 由美子
 出版社:光文社
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