29日、米外交専門誌の編集長は、中国政府が尖閣諸島沖の衝突事件で日本に勾留されていた中国人船長の釈放に成功したのは、「007」と「トウ小平」のおかげだと論じた。写真は故郷に戻り、英雄扱いを受けている中国人船長。<url name="【その他の写真】" url="http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=45803">

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2010年9月29日、米外交専門誌フォーリン・ポリシーのブレイク・ハウンシェル編集長は、中国政府が尖閣諸島沖の衝突事件で日本に勾留されていた中国人船長の釈放に成功したのは、「007」と「トウ小平」のおかげだと論じた。シンガポール華字紙・聯合早報が台湾の中時電子報の記事として伝えた。

ハウンシェル編集長は同誌のブログで、映画「007 ダイヤモンドは永遠に」で大量のダイヤモンドを手に入れてレーザー兵器を開発し、全人類を人質にとることに成功した犯罪組織の首領、ブロフェルドと、レアアースの禁輸をちらつかせ中国人船長を釈放させた中国政府の姿をダブらせている。貴重な資源を握っているという強みを生かし、自らの野望を果たそうとするやり方が良く似ており、映画を参考にしたのかもしれない、というものだ。

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同氏によると、中国のレアアースの埋蔵量は世界の約57%を占めるとみられるが、これを国家戦略の道具として位置づけたのはトウ小平だ。トウが1992年に「中東には石油があるが、中国にはレアアースがある」と号令をかけ、中国は本格的な開発に乗り出した。トウ引退後に最高指導者となった江沢民もこれを引き継ぎ、「経済戦略」の道具へと転換させた。

同氏は、中国共産党の総書記がブロフェルドになるのを防ぐには、米国がレアアース産業を再開させることが必要だと指摘。しかし、米当局は「自給体制を確立させるには少なくとも15年は必要」との見解を示しているという。(翻訳・編集/NN)

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