「日本では、鼻からうどんを出し入れする芸人サンがいるそうだが、そんなのは目じゃないね」――。と言っているかどうかは分からないが、ミャオ族の芸人、楊光合さん(37歳)は今日も元気いっぱいに、鼻から蛇を入れ、口から出す“至芸”を披露している。

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 「日本では、鼻からうどんを出し入れする芸人サンがいるそうだが、そんなのは目じゃないね」――。と言っているかどうかは分からないが、ミャオ族の芸人、楊光合さん(37歳)は今日も元気いっぱいに、鼻から蛇を入れ、口から出す“至芸”を披露している。中国新聞社が報じた。

 写真は、湖南省長沙市で撮影。楊さんのレパートリーは、まだまだある。「目の皮で重さ2トンの自動車を引く」、「スイッチオンの状態で、電気ドリルを鼻の穴に突っ込む」、「回っている扇風機の羽根を、舌で止める」、「のどの皮に縫い針を通し、糸で水桶を吊る」など、手に汗握る“至芸”はなんと、30種類以上だ。

 楊さんは貴州省の農村部出身のミャオ族。家が貧しく高校を中退。さまざまな職業を転々とした後、地方の屋外イベントなどで興業する「新大陸歌舞芸術団」に雑務係として入団した。芸人になるつもりだったが、団長に「レッスン料が必要」と言われた。金がなかったので、「芸は、見て盗んだ」という。努力が実り、一流の芸人として認められるようになった。現在では特殊芸を持つ「中国十大奇人」のひとりと称されるようになった。

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◆解説◆ 「ほっしゃん」こと星田英利さんは、大阪出身のお笑いタレント。持ちネタのひとつに、うどんの麺を鼻から吸い込み、口から出す芸がある。テレビ番組や映画「UDON」(2006年公開)でも披露した。(編集担当:如月隼人)



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