朝一番から電波びんびんHOTな話題ワードをテーマに文章綴る。寝惚けた頭に目覚めの一発。日々命題第101回目のテーマは「武富士破綻」だ。

 「武富士破綻」である。消費者金融の最大手のひとつである武富士の経営が破綻したのは既に皆様ご存じであろう。利息過払い。電車広告やTVCMなどで司法書士事務所が盛んに訴えていた題目である。

 言ってしまえば消費者金融は違法行為によって儲けていたということなのだ。それを司法書士が正した結果、武富士は経営破綻を起こしたのである。これは同情の余地のない話であると言わざるを得ない。

 また、これは武富士だけにとどまる話ではない。消費者金融に携わる企業全てが今、利用者の過払返還請求に怯えているのではないだろうか。大手になればなるほど、その利用者も多い。利用者が多い分だけ貰いすぎていた金額は洒落にならない額になっているはずである。

 この武富士破綻によって、金融業界自体が破綻してしまうということはあるのだろうか。そんなことはないと信じたいのであるが、もしも、利息過払いがどうしようもないような額であれば、これは救いようのない話である。

 当紙記者は、そもそも消費者金融業界というものの存在が必要かという疑問がある。確かに経済という歯車を円滑に進めるための潤滑油となっているかもしれない。しかし、返還できる見込みのない人間にまで融資するというのは間違っているのではないだろうか。

 もちろん、あまりに貸し渋りをするあまりに誰も救えない金融にも存在価値はない。必要とされるのは中庸の存在である。

 誰にでも貸し放題の金融というのは危険性の塊であると言えるだろう。経済の潤滑油となっているのならばよい。黒字倒産を防ぐ目的で融資するのであれば、これはすべきであろう。他にも、その機会を逃せば人生が破綻するというケースを助ける融資は必要とされるはずだ。

 しかし、ギャンブルやブランド品、ホストクラブやキャバクラといったものの為に融資してもらうのであれば、それは人生が破綻する手伝いをしているのではないだろうか。こういった贅沢のための融資というものは、他の場合と違って返すアテがない。

 長期的顧客となるので消費者金融としても御得意様として取り扱ってきたのであろう。そうしたずるずるとした長期的取引で生じた利息過払いが、今、金融業界の首を絞めている事実というのは皮肉な話である。真っ当な商売をしていれば金融業界が破綻することはなかったはずだ。それをせずに不当なる行為にて利潤を求めた。身から出た錆である。

 また、こうした自業自得な消費者だけならまだしも、カツアゲなどにも利用されるケースがあるという。つまり、暴力によって消費者金融でまとまったお金を借用させられるケースだ。もちろん、憎むべきは犯人であるが、消費者金融の怠慢な融資も問題のひとつであると言わざるを得ない。

 消費者金融が無くなると日本経済は破綻するのだろうか。はたまた、非合法金融機関が発足し、その仕組みは継続されてしまうだけなのだろうか。今のままではいけない。だからといって無くすだけというのもおかしい。

 何かに反対するのであれば対案が必要である。今の間違った消費者金融を無くすためには、それに変わる中庸な消費者金融の仕組みが必要である。それが現れなければ、尚更酷いカオスが待っているだろう。

 人が金に殺されていい時代なんて、さっさと終焉させなければならないのだ。早急に人が金を使う時代にしなければいけないのだ。


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