昨シーズンまでマジョルカを率い、上位に食い込むチームを作り上げたグレゴリオ・マンサーノ監督が、アントニオ・アルバレス監督に代わりセビージャの監督に就任することになり記者会見を行った。

 8月下旬にはCL予選でブラガに敗れグループリーグ出場を逃すだけでなく、リーガでは今シーズン1部昇格したばかりのエルクレスに前節2−0で完敗するなど悪い雰囲気がチームに漂っていたセビージャ。デル・ニド会長は5節終了時点で大きな改革を施した。

 ビッククラブよりも1部残留を目標とするクラブを率いて成功する印象が強いマンサーノ監督。常にCL圏内を狙う実力を持つセビージャをどのように変えることができるかに注目だ。「偉大なクラブとして、再び優勝を争うチームに這いあがらせるのが目標となる。そのために戦う」と意気込みを語っている。

 今のところ新たに必要となる選手を要求していないとも言うマンサーノ監督。大事なのは、「ルイス・ファビアーノ、カヌテからカセレスまで全ての選手のベストコンディションを取り戻すこと」と所属する選手を活かすことを約束した。マンサーノ監督の新たな挑戦が始まる。

(スペイン通信)