朝一番から電波びんびんHOTな話題ワードをテーマに文章綴る。寝惚けた頭に目覚めの一発。日々命題第百回目のテーマは「尖閣諸島問題」だ。

 「尖閣諸島問題」である。中国船長釈放、準大手ゼネコン社員4名逮捕と日中間で大きな政治的問題が連続した先週。これに関する形で、包丁と抗議文を保存したフロッピーディスクを首相官邸に乗り込んだ男や、中国総領事館に発煙筒を投げ込む右翼などが現れている。

 大方の予想を良い意味で裏切った形で菅総理は「謝罪も賠償もしない」と発言。当然のことではあるのだが、中国船長釈放という失態を取り戻す一手にはなっただろう。外交ベタとされる菅総理であるが、支持率が低下し続ける悩みがあり、国民の意見を無視することが出来なかったというのが本音かもしれない。

 日刊テラフォーでも、NANIO氏が尖閣諸島問題に関してのコラムを発表している。そこでは日本人の対応は大人の対応であるとしていた。確かにそれはそうなのであるが、果たしてそれでいいのだろうか。敵対するわけではないのだが、当紙記者なりの意見としては、国際社会はそのような高みの見物をしていてるようでは損をするばかりであると言いたいのだ。

 日本では沈黙は金であるとされる。それは一文化として優秀であり、誇るべきものである。だがしかし、国際社会はそうではない。発言してなんぼの世界である。沈黙していればその存在感は無に帰するのだ。

 郷には入らば郷に従え。これから始まるグローバルな時代を生き抜くためには、国際社会に併せた物言う文化も身に付ける必要があるのだ。そうしなければ、今回のように領土を奪われてしまうかもしれない危険に曝される可能性があると言える。

 一時期、グローバルな時代が来るので国境という概念は失われ、ナショナリズムは廃れるという論法が流行ったころがあった。地球人、人類皆兄弟という宗教である。しかし、当紙記者はそんな大きなくくりで人間は群れをなすことが出来ないのではないかと感じている。

 人間は脆弱なる生き物である。ゆえに、群れを作ることは必要不可欠なのだ。群れには最適な規模というものがある。地球という大きなひとくくりの群れは、その最適な規模を大いに超えてしまっているのではないかと考えるのである。

 むしろ、このグローバルな時代であるからこそ、日本人は日本人たる自覚を持たねばならないのだ。根無し草に花は咲かない。己が生まれた土地、己が育った文化。こうしたものを愛しみ、己が己である為の地盤とする。そうすることが求められる。そうした確固たる自己を有しなければグローバルな時代では埋没してしまうのである。

 今回の尖閣諸島問題において、中国の主張を受け入れないとした日本国の発想は正しい。国にとって領土問題はそのまま死活問題である。中国は尖閣諸島を手に入れた暁にはそこから地を伸ばす為の一手を打ち込んでくるだろう。尖閣諸島はあくまで布石なのである。あれで終わりではない、あれは始まりなのだ。

 沖縄では中国を受け入れる素地を地元マスメディアが作り上げてしまっているようである。これは由々しき事態だ。既に中国は日本を我が物とする体制を整えつつあるということなのだ。日本人はこの危機に気付かなければならない。

 もしも、何もなかったならば、それはそれで良いではないか。だが常に最悪の事態に備える必要がある。その為に相手の動きの真意を読み、それに対してこちらも一手を打つ必要があるのだ。

 ここで自由と繁栄の弧を育てていなかったことが悔やまれる。中国一辺倒の経済は危険であると警鐘は鳴らされていた。中国は経済面からどんどん日本を追い込んでくることになるであろう。しかし、それにも限界がある。中国のバブルがいつ弾けるのかわからないというのも事実だからである。

 神風を待つだけではいけない。バブル崩壊を期待するのは神風を待っているようなものである。それ以外の手をきちんと模索する必要があるだろう。日本にとって外交国再編の機会がやってきたと言えるのかも知れない。

 ここがこれからの日本国の在り方の分かれ目である。慎重なる判断が求められる。あまりにも頼りないが、今は菅総理を信じるしかないだろう。政府が超党政治によってこの問題に取り組むことを祈る。


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日々命題 バックナンバー
第九十五回「菅総理再選」
第九十六回「サヴァン症候群」
第九十七回「B-1」
第九十八回「SMAP 上海公演中止」
第九十九回「キングオブコント」


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