■第10試合 ライトヘビー級/5分3R
ライアン・ベイダー(米国)
Def.3R終了/判定
アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(ブラジル)

前に出るベイダーに、サウスポーで待ち受けるホジェリオ。飛び込んだベイダーの右フックが軽くヒットするが、ホジェリオは足を使ってタイミングを計る。左を伸ばしたホジェリオに、腰回りが明らかに細くなったベイダーは右を放つが、ホジェリオもまた、これをステップバックでかわし、右ジャブを伸ばしていく。

直線的に飛び込んだベイダーは、テイクダウンを奪うと、勢いのあるパウンドを集中させる。パウンドを打ち込まれたホジェリオは、ガードを取り、次の展開を模索するが、胸を合わせて細かいパウンドを落とすベイダーに対し、ホジェリオの動きは少ない。


ワキを差されないようパウンド&エルボーを落とすベイダーは、ホジェリオの動きに任せて立ち上がる。オクタンゴン中央で向かい合った両者。ホジェリオの左ミドルをキャッチし損なったベイダーは、2度連続でテイクダウンに失敗するが、パンチを受けたところでダブルレッグで飛び込み、ホジェリオに尻もちをつかせる。

2R、ベイダーの右に左を合わせたホジェリオは、続いて左ローをヒットさせる。オクタゴン中央のホジェリオに、ベイダーは左へ左へと回り距離を計っていくが、そのベイダーに左をヒットさせたホジェリオは、ベイダーのフックをかわしていく。

右の連打で前に出てこようとしたベイダーは、テイクダウン狙いの布石か。直後にシングルを見せたベイダーだったが、ホジェリオは苦も無く距離を取りスタンドをキープする。そのホジェリオの近距離から右ローに、カウンターのテイクダウンを合わせたベイダー。ホジェリオはガードからベイダーの胸を蹴りあげて、距離を作ってから立ち上がる。

左を伸ばすホジェリオに、右を返すベイダー。両者のパンチが空を切るが、直後のテイクダウン狙いでホジェリオの姿勢を乱しておいてから、ベイダーの右が顔面を襲う。一進一退の攻防が続いた2Rを終え、初回を落としたホジェリオが勝利するには3Rを取ることが絶対の条件となる。

右ジャブから左ストレートを伸ばすホジェリオ。ベイダーがホジェリオの指が目に入ったとアピール、試合の中断を申し入れる。再開後、右ミドルを見せたベイダー。直後の飛び込みも、ホジェリオがカットし、パンチでプレッシャーをかけてくる。

一見、パワーで上回るベイダーのパンチだが、直線の軌道で伸びてくるホジェリオのパンチも威力では負けていない。ならばとホジェリオのヒザ狙いにテイクダウンを合わせたベイダーは、グラウンドで攻める気はなくとも、テイクダウンでスコアリング狙いのファイトを見せる。

ワンツーを決めたホジェリオは、残り試合タイム2分を切り、動きがスローモーになったベイダーにリズミカルなパンチを繰り出し続ける。手数が衰えないホジェリオだが、ベイダーの捨身のフックを2発ほど喰らってしまう。パンチに流行り、バランスが前になると、テイクダウンを仕掛けてくるベイダーの前に攻勢を維持できないホジェリオは、残り30秒をガードで終え、ジャッジの裁定を待つこととなった。結果、ベイダーが3-0でホジェリオを下し、連勝記録を12 連勝としてライトヘビー級のトップコンテンダーに躍り出た。