25日に行われるセリエA第5節で首位インテルをホームに迎えるローマは、この一戦に向けて意欲十分の様子だ。クラウディオ・ラニエリ監督は判定に泣いた前節ブレッシァ戦の内容が良かったと感じており、インテル戦につながると信じている。

試合前日の会見に臨んだラニエリ監督は、「我々にとっては厳しい時期だが、インテルは健全な状態だ。ブレッシァ戦でチームは苦い思いをした。こういったことはダメージになるね。それでも前に進まなければいけない」と気持ちを切り替えている。

そして、「インテル戦で引き分けを狙うことはない。我々のリーグ戦は明日からリスタートだ。ただ、インテルはイタリア国内でもヨーロッパでも強力なままだね」と述べた。

得点力不足のローマだが、ラニエリ監督は個人に責任があるとは考えていない。

「前線だけの責任じゃない。(FWマルコ・)ボッリエッロはすぐに落ち着いた。私は満足している。これから周りとの連係も良くなっていくだろう。そして、私はアドリアーノの一番のファンだ。彼のスペースがあればいいね」

負傷したGKジュリオ・セルジオの代役は、ボグダン・ロボントが務めることになる。指揮官は、「ジュリオ・セルジオのサブはロボントだ」と明かした。また、DFジョン・アルネ・リーセの復帰が迫っており、MFダニエレ・デ・ロッシの状態も悪くないようだ。

審判のジャッジに不満を持っているローマだが、ラニエリ監督はチームのプレーだけに集中していることを強調した。

「ブレッシァ戦の後、我々は前を向くことだけが重要だった。私はサッカーを信じている。論争が起こることもあるが、私はサッカーのことを話すのが好きだ。論争についてではなくてね」