成人映画館―発展途上市名古屋のみらい―

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郊外にひっそりたたずむ中村映劇=名古屋市中村区で

 成人映画と聞けば、懐かしく聞こえる人がいるかもしれないし、聞いたことがない人もいる。平たくいえばポルノ映画だ。もはやこの言葉も私語なのかもしれない。

 名古屋駅太閤口を出て西に徒歩15分の場所に中村映劇がある。名古屋市では今や3件ほどしか残っていない成人映画を扱う映画館だ。

 歴史は古い。築100年は超えるという。昭和21年に現在の映画館として開業。はじめは大映や東宝などが配給する一般映画を扱っていた。70年代以降、ポルノ映画の配給を開始。映画館の前は、女相撲や落語など色物が見物できる劇場だった。

 名古屋といえば、近年目覚しい発展を遂げていることで有名だ。駅周辺には、トヨタのミッドランドスクエアやモード学園のスパイラルタワーなど次々に新しいビルが建設された。平成28年にも新たなビルが完成される予定。この勢いは計り知れない。

 だが、駅周辺のみ開発され、そこから駅西側、通称裏口といわれる徒歩10〜20分圏内の開発はいまだ不十分だ。中村映劇に行く通りに駅西銀座というアーケード街がある。そこはかつて、市場などで栄えたが、現在はシャッターが閉められている店舗が多い。

 中村映劇の館主小坂さんは、「最近はお客さんが減ったけど、地元の方は足を運んでくれる。この周辺は高齢者宅が多く、駅前のような発展はむずかしい」と語った。

 名古屋最大の繁華街栄よりも近いこの場所には高齢者が多く住む。みらいを築く主役である若者が存在しない。周辺経済を支えるのは映画館に足を運ぶ高齢者だ。このまま駅周辺と近辺の開発格差が広がっていくのかもしれない。

鈴木肇


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