女子社員が体を張った“広報”の手法が話題
その企業の情報や商品のPRをするのが広報の仕事。
かつてはプレスリリースでの展開やイベントの開催など、オフライン媒体が中心だった広報の活動ですが、近年はインターネットの出現によって事情が大きく変わった。
“美人広報”という、それまでとは違う“餌”をまいて会社のPRを行い、その様子をブログによって配信する―そんな手法も見慣れたものになった。
広報の教科書的な本である『この1冊ですべてわかる 広報・PRの基本』(山見博康/著、日本実業出版/刊)を参考にしてみると、ブログだけではなく、SNSサイト「mixi」や「モバゲータウン」、さらには動画共有サイト「YouTube」や「Twitter」、アルファブロガーを巻き込んだ広報戦略などが掲載されており、ウェブを使った広報の手法は多岐にわたる。
こうしたソーシャルメディアを利用した主に「ビジュアル」中心の広報を行うが、「音」にこだわって広報活動を行うメディアもあることをご存知だろうか?
株式会社オトバンクが運営するオーディオブック配信サイト「FeBe」の広報方法は、ポッドキャストを通して行うインターネットラジオ番組「こちらFeBe広報室☆オーディオブック推進課!」だ。
自称“麹町の滝川クリステル”こと中川真実さんと、謎の覆面レスラーとして場を賑やかす石橋遊さんが、「オーディオブックの楽しさを伝える」という名目の元、マイクの前で騒いでいるのだ。
「声というのは良くも悪くも文字よりも気持ちが簡単に伝わってしまうので、まずは自分自身楽しむということを心掛けています!」と言うのはオトバンク入社1年目の中川さん(写真・右)。
第1回の放送の冒頭、インパクトを与えようとして、「こんばんは、滝川クリステルです」と発言してしまい、調子に乗って正直後悔したという中川さんだが、聴きどころについて聴くと、生き生きとした声で「石橋さんのセクハラトークです!」と返ってきた。
現在はリスナー数10000人を目標にしており、第4回目を配信中。「リスナー数10000人が達成できないと、オーディオブックTシャツを着てフルマラソンに出ることになってしまいます。皆さん、応援宜しくお願いします!」と懇願。その裏に、「オーディオブックを広げるためなら何でもやります!」という強い意志が感じられる。
その意志を汲み取ってあげたい人は「こちらFeBe広報室☆オーディオブック推進課!」を聴いてみよう。
以前、話題になった元ライブドアの広報担当、乙部綾子さん然りだが、ソーシャルメディア時代の広報にはこうした“キャラクター”が必要不可欠であるようだ。単なる企業広報から、ブランドさえも左右する“個人”としての存在へ。
広報は今、新しい役割を求められている。
(新刊JP編集部/金井元貴)
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株式会社オトバンクが運営するオーディオブック配信サイト「FeBe」の広報方法は、ポッドキャストを通して行うインターネットラジオ番組「こちらFeBe広報室☆オーディオブック推進課!」だ。
自称“麹町の滝川クリステル”こと中川真実さんと、謎の覆面レスラーとして場を賑やかす石橋遊さんが、「オーディオブックの楽しさを伝える」という名目の元、マイクの前で騒いでいるのだ。
「声というのは良くも悪くも文字よりも気持ちが簡単に伝わってしまうので、まずは自分自身楽しむということを心掛けています!」と言うのはオトバンク入社1年目の中川さん(写真・右)。
第1回の放送の冒頭、インパクトを与えようとして、「こんばんは、滝川クリステルです」と発言してしまい、調子に乗って正直後悔したという中川さんだが、聴きどころについて聴くと、生き生きとした声で「石橋さんのセクハラトークです!」と返ってきた。
現在はリスナー数10000人を目標にしており、第4回目を配信中。「リスナー数10000人が達成できないと、オーディオブックTシャツを着てフルマラソンに出ることになってしまいます。皆さん、応援宜しくお願いします!」と懇願。その裏に、「オーディオブックを広げるためなら何でもやります!」という強い意志が感じられる。
その意志を汲み取ってあげたい人は「こちらFeBe広報室☆オーディオブック推進課!」を聴いてみよう。
以前、話題になった元ライブドアの広報担当、乙部綾子さん然りだが、ソーシャルメディア時代の広報にはこうした“キャラクター”が必要不可欠であるようだ。単なる企業広報から、ブランドさえも左右する“個人”としての存在へ。
広報は今、新しい役割を求められている。
(新刊JP編集部/金井元貴)
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