セリエA第3節を終え、勝ち点7で首位タイに立つインテル。FWサミュエル・エトーが好調なのに対し、FWディエゴ・ミリートがゴールを決めていないが、インテルのエルネスト・パオリッロ代表取締役は20日、次のようにミリートを擁護している。

「昨シーズンの疲れや、夏のキャンプへの合流が遅れた影響があるんだと思う。だが、問題ではないよ。彼は偉大な選手であり、昨日(のパレルモ戦)も明らかな改善が見受けられたはずだ。エトーも偉大なチャンピオンだし、彼をどの位置で使うかを見出すのは(ラファエル・)ベニテス監督になる。片方がゴールを決めなければ、もう片方が決めるさ。2人とも決めればさらに良いけどね」

ベニテス監督にとっては簡単でないスタートだが、蒔いた種の収穫も得つつあるところだ。

「会社でマネジャーが代われば、整備する時期がある。同じことはサッカーの指揮官にも言えるんだ。ベニテスは選手たちのことを知らなければいけなかったし、逆もまたしかりだったんだよ」

ただし、パオリッロ代表取締役は「タイトル争いはいつものように我々とローマ、ミラン、ユヴェントスがいるはずだ。(ルイジ・)デルネーリ監督はユーヴェがスクデットに値しないと言っているが、それは選手たちを鼓舞するためだけに過ぎないよ」と、スクデット争いがオープンなものだと語った。

最後に、一部で噂されるレアル・マドリーMFカカーの獲得について、パオリッロ代表取締役は「空想話に過ぎないよ。補強は終わったんだ。自分の選手たちだけに集中していこう」と否定している。