難解な経済学をイチから解説!超簡単な経済書

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 経済って小難しくてよくわからない、っていう人は大人でも多いもの。最近では経済を含め、難解なニュースが簡単にわかるということで池上彰さんの本が売れていたりもしますが、数々の金融機関の経営改善に携わってきた金融・経済のプロ、大庫直樹さんの書いた『あした ゆたかに なあれ ―パパの休日の経済学』(世界文化社/刊)も負けず劣らず、経済のことがわかりやすく解説されています。

 経済や経済書が難しいものと思われがちな理由の一つに、テーマや事象を個別に並べて、それに対する解説を加えるというスタイルのものが多いことが挙げられますが、この本はストーリー形式。10歳の女の子と、5歳の男の子の、経済についての素朴な質問にパパが答えていく、という形式のため、文字通り“子供から大人まで”経済を理解することができます。

 例えば、夏だから海外旅行に連れて行ってほしいとせがむ子供との会話から為替相場の話に繋がったり、友達が引っ越して寂しいという話から投資銀行についての解説につながったり。子供という生活者の視点から経済を見ることができるという点で、これほどわかりやすい本はありません。また、ただ簡単なだけではなく、より詳しい情報が欲しい人に向けたきめ細かい解説もあり、ビジネスマンとして世界を飛び回った経験をもとにした実感のコメントもあり、大人でも飽きることなく最後まで読むことができます。

 勉強しなきゃ、とは思っているもののなかなかとっかかりが掴めない、一から経済を勉強したい、自分の知識が正しいかどうか確認したい、こんな人に是非おすすめしたい一冊です。
(新刊JP編集部/山田洋介)

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