大企業に勝つヒントは中国にあり?

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「不況になると古典が流行る」と言われるように、世の中の景気が悪くなると古くから読み継がれてきた名著の中から現代に活かすことのできる教訓を得ようという動きが活発になります。
ドラッカーや松下幸之助、本田宗一郎の教えは現在でも通用するということで、彼らの書籍を愛読する人は多いですし、関連書籍も多く発売されています。

そういった古典の中で忘れてはならないのが『孫子の兵法』。
『孫子の兵法』とは、今から2500年ほど前に中国で書かれた、最古にして最強といわれる兵法書です。明日香出版社刊行の『小さな会社こそが勝ち続ける 孫子の兵法経営戦略』によると、『孫子の兵法』には、中小企業が大企業に立ち向かっていくための策が数多く紹介されています。

■孫子曰く 兵は拙速を聞くも、未だ巧久なるを賭ざるなり。
多少まずい点があってもスピーディーにことを進めて成功したという話は聞くが、完璧を目指して時間をかけてうまくいったという話は聞かない、という意味。
企業経営に当てはめるなら、事業の計画段階、戦略立案段階では、勝てるイメージができるまでしっかり練らなければならないが、実行段階ではスピードを重視した方が良い、というところでしょうか。

■孫子曰く 善く戦う者は、之を勢に求め、人に責めず。
すごい能力を持った人間がいてくれると助かるが、個人の能力に頼った成果は組織全体を弱体化させる可能性がある、という意味です。これもビジネスに置き換えることができますね。

■孫子曰く 戦いは正を以て合い、奇を以て勝つ。
 孫子は戦闘において、正攻法で相手と対峙し、奇法を用いて勝利を収めよと説いています。企業もまた正攻法だけでは大企業には太刀打ちできません。常識に捉われない柔軟な発想こそが中小企業の強みなのです。

 変化が激しく、また苦しい現代で企業が生き抜いていくための教訓を得ることができるとして『孫子の兵法』は注目を浴びています。そのなかでも、中小企業が大企業に立ち向かうためにどうすればいいか、ということに焦点を当てた本書は、多くのビジネスパーソンにとって得るものがあるのではないでしょうか。
(新刊JP編集部/山田洋介)

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