約9割のビジネスパーソンが、自身の能力で不足しているものが、「語学力」と考えていることが、産業能率大学(東京都世田谷区)の調査で分かった。同校では、企業等に勤める正規従業員を対象にグローバル意識に関する調査を6月29日〜30日の2日間、インターネット調査会社を通じて実施し、結果を取りまとめ発表した。20代〜50代までの各年代100人ずつ、合計400人から回答を得ている。

 海外で勤務するうえで、自分に不足していると思う能力を聞いたところ、「語学力」が最も回答が多く89.3%となった。また、最も重要だと思う能力・知識についても、「語学力」が54.8%で最多。2番目が「異文化コミュニケーションの能力」の23.3%だった。

 今後、海外で働きたいと思うかを聞いたところ、「どんな国・地域でも働きたい」が16.3%、「国・地域によっては働きたい」が16.8%で、この2つをあわせた“海外で働きたいと思う”層は3分の1にとどまっている。

 役職別にみると、部長クラスで“海外で働きたいと思う”のは57.1%と半数を超える一方、役職が下がるほどこの割合も下がり、一般社員では29.3%であった。また、海外で働きたいと思う人の理由は、「自分自身の視野を広げたいから」(77.3%)、 「日本ではできない経験を積みたいから」(75.8%)が上位を占めている。

 同校では、役職別の結果に差が見られる理由として、「部長層に登用されている人材は組織コミットメントや挑戦意欲が高い」「高い地位にあるために海外勤務に対する心理的な準備ができている」「海外派遣がさらなるキャリアの向上につながるチャンスだという意識を持っている」などと分析している。

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「海外での就労に関心なし」 8割弱
海外で働きたくない新入社員 2人に1人 産能大調べ

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