14日、任期満了に伴い行われた民主党代表選挙では、菅直人氏が小沢一郎氏を破り再選。その翌日からは、さっそく党人事の調整に着手したが、小沢・菅両陣営の間には、代表選のシコリが残り、党内のバランスを保つのには調整が難航しているとされる。

そんな折、産経新聞の記者に対し、菅陣営幹部が「小沢系はキン肉マンみたいなやつらばかりだから、登用したくても人材がいない」と語ったことが、ネットを中心に話題となっている。

菅陣営幹部が例えた“キン肉マンみたいなやつ”というのは、一体どういう意味なのだろうか?

大手掲示板では、以下のような憶測が飛び交った。
「正義超人、悪行超人、残虐超人、悪魔超人、完璧超人、地獄の極悪超人 どれよ??」
「走る 滑る みごとに転ぶ」(キン肉マン・アニメテーマソングより)
「ミート君みたいにバラバラって意味かな?」
「吉牛命ってことか?あいつら」
「脳みそまで筋肉ってことだなw」
「にんにく食べて巨大化するんだな」
「見た目人間でも中身は宇宙人っていう意味でしょう」

また、キン肉マン作者・ゆでたまご嶋田隆司氏のツイッターでも、この話題に関する質問がファンから寄せられたが、嶋田氏は「わからん」と呟きつつ、「友情パワーにあふれる人材ばかりだったらいいのですが」といったコメントには、「その通り!」と返答。「出所も誰の発言かも分からない噂は無視するに限ります」といったコメントには、「少し腹立つけど了解です」と返している。

キン肉マンといえば、臆病で逃げ出しがちだが、友情に厚く、いざという時には誰よりも頼りになる――、連載当初はこれまでの日本にいなかった新しいヒーロー像としても話題を集めた。察するに、前出の記者にコメントした菅陣営幹部は、キン肉マンという作品を認識していたわけではなく、その名前の字面を安易に引っ張り出したというだけだろう。いずれにしても、日本の未来を任せるには不安を覚える軽はずみな幹部の発言だ。

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