カンプ・ノウでのリーガ初戦で2部から昇格したエルクレスに0-2と完封負けを喫したバルサ。昨シーズン、リーガで無敗を誇ったカンプ・ノウでいきなりの敗戦だ。

 リーガでバルサがカンプ・ノウで最後に敗れたのは2009年5月23日に行なわれたオサスナ戦。それ以来、カンプ・ノウでのリーガ無敗を誇ってきたバルサは、およそ1年半ぶりにホームでの試合を落としたことになる。とはいえ、状況は違っており、そのオサスナ戦ではすでにリーガ優勝も決まり、4日後のチャンピオンズリーグ決勝戦に備えるため主力組を温存し、控え組とカンテラーノで挑んだものだった。

 ちなみに、昨シーズンの長丁場でバルサがカンプ・ノウで敗れたのは、チャンピオンズリーグでのルビン・カザニ戦、コパ・デル・レイでのセビージャ戦の2試合のみ。リーガにおいては、勝ち点2ポイントを取りこぼしたのはビジャレアル戦だけで、カンプ・ノウで圧倒的強さを見せつけていた。

 格下相手に不覚をとったバルサだが、この敗戦を反省材料とし、14日のチャンピオンズリーグ、対パナシナイコス戦でどう修正してくるかが今後に向けて大きなポイントとなるだろう。19日には目下2連勝中のアトレティコ・マドリーとの一戦(アウェイ)も控えている。まずはパナシナイコス戦でバルサがどのようなリアクションを見せるかに注目だ。

(スペイン通信)