顔は性格や人生、ときにはその人の未来までをも表し、環境や生き方によって刻々と変化していくと言います。

 一体どうすれば「いい顔」になれるのでしょうか。

 これまでに数えきれないほどの写真集を発表し、何千、何万もの顔を撮ってきた写真家"アラーキー"こと荒木経惟さんは、著書『いい顔してる人』のなかで、いい顔を撮るためには「見る、見られる」の関係が重要だと言っています。

 カメラを通じて相手の顔を撮るということは、同時に相手から自分の顔を見られているということ。だから、いい顔を撮るためには、自分もいい顔をしていなければならない。荒木さんといえば、サングラスがトレードマークにもなっていますが、ポケットには常に透明なレンズのメガネが入っていて、ここぞというときには、かけかえるそうです。「アナタの全部を見たいから、こっちの全部を見せますよ」という気持ちを顔に表現すると、相手の反応も格段に変わるのだとか。

 そんな荒木さんが、「若いコたちがキャッキャ、キャッキャして、誰が誰だかは全然わかんないんだけど、なかなかみんなかわいくってすてきなの」と、独特の物言いで評価するのが、いま人気絶頂のAKB48。多忙となったいまでも、秋葉原のAKB48劇場で定期的に舞台を続けている彼女たちについて、このように述べています。

 「実際の客とふれ合って、その客の視線が彼女らをお化粧するんだな。見られることがうれしいから、いい意味で媚びようとする気持ちが出てくる。さらにライバルがいっぱいいるからどんどんいい顔になっていく」

 AKB48が人気の理由は、テレビなどの画面を通してだけでなく、ファンに直接見られる時間を多く持つことで、「いい顔」が作られているからなのかもしれません。近頃は隙さえあれば携帯を見て、家族との食事中もテレビに夢中なんて人も珍しくありませんが、もっと「見る、見られる」を意識すれば、AKB48のようなすてきな笑顔を手に入れることができるのかもしれません。



『いい顔してる人 』
 著者:荒木 経惟
 出版社:PHP研究所
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