【AMショーレポート】注目の巨大横シューティングゲーム『ダライアスバースト』は90分待ち!

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『アミューズメントマシンショー』こと、『AMショー』が2010年9月9日から開催された。その中でもひときわ注目を集めているのが、タイトーから出展された横スクロールシューティングゲーム『ダライアスバースト アナザークロニクル』だ。

もともと、『ダライアスバースト』はPSP用ゲームとして2009年9月に発表された。この時点でも、前作から13年ぶりのシリーズ新作ということで、かなりの期待が寄せられた。
行列
PSP版の反響を受けてなのか、もともと計画に組み込まれていたことなのか、アーケード版が『ダライアスバースト アナザークロニクル』として発表された。アーケード版『ダライアス』初代が発売されたのは1987年。そして1989年の『ダライアスII』登場から数えると実に21年ぶりの専用アーケード筐体(きょうたい)としての登場である。
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かつては、アーケードゲーム(いわゆるゲームセンターのゲーム)が発表・発売されてから、人気のあったタイトルがコンシューマー機(ファミコンやPCエンジン)へ移植されるというのが通例であった。

しかし、かつてのゲームセンターに足しげく通っていたプレイヤー達は、家庭のゲーム機やパソコンで、ゲームセンターと変わりないようなゲームを楽しめるようになる事により、ゲームセンターからは足が遠のくようになってしまう。とりわけシューティングゲームは特にプレイヤー自体が減ったと言われ、ゲームセンターでシューティングゲームを見かけることが段々と少なくなっていった。

今回のPSPからアーケードへの異例とも言える“移植”は、そうした近年のゲームセンター事情やシューティングゲーム事情を映し出していると言える。
ボス
逆を返すと、それだけに今回の『ダライアスバースト アナザークロニクル』は、かつてのシューティングファンのみならぬ、多くの人を楽しませる要素が大きいコンテンツであるといえるかもしれない。『AMショー』のタイトーブースへおもむくと、やはり『ダライアスバースト アナザークロニクル』はメインコンテンツのひとつとして設置されていた。

簡単に説明すると、『ダライアスバースト アナザークロニクル』は、ゲームセンター専用の横スクロールシューティングゲーム。専用筐体(きょうたい)により、4人までの同時プレイが可能となっている。筐体2

操作体系は、1レバー3ボタン。それぞれにバーストビーム、通常ショット、そして機体反転(向きを左右に変える)が割り当てられている。コンパネ

さて、『AMショー』初日はビジネスデーなのだが、それにもかかわらず、テストプレイを楽しもうと順番待ちをしている人の列には「待ち時間90分」の札!
90分待ち
待っている間に設置されているインストラクションボードを見てみると、かつての“プロコ”“ティアット”が搭乗していた『シルバーホーク』とは異なり、4種類の機体が用意されているらしい。ちなみに“プロコ”と“ティアット”では単なる色違い。機体説明インストラクション
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- レジェンド シルバーホークバースト
一号機。通称『レジェンド』。伝説の『シルバーホーク』の形状を引き継ぎ、さらに、“バースト機関”を得ることによって比類なき攻撃力を手にした。パイロットは非人間に設定され、人間には耐えることのできない高G環境での戦闘機動を可能にした。

- ネクスト シルバーホークバースト
二号機。通称『ネクスト』。『レジェンド』とは違い人間が搭乗する。パイロットの負担軽減が設計コンセプトであり、武装も自動追尾式のボムを搭載するなど一号機とは異なっている。

- フォーミュラー シルバーホークバースト
三号機。通称『フォーミュラー』。接近戦に特化した機体で、遠方への攻撃は不可能。歴代の『シルバーホーク』とは大きく形状が異なっている。バースト機関は搭載されているものの、人類にとって未知の技術が見受けられる謎の多い機体。

- オリジン シルバーホーク
通称『オリジン』。ダライアスの民を守護してきた伝説の機体。バースト機関を搭載していないため、バーストビームを放つことはできない。

(以上、インストラクションボードより)
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これだけで解釈すると、『レジェンド』がスピードは高く、『ネクスト』はボムの追尾などが便利、『フォーミューラー』は近接のみ威力が高い、ということなのだろうか。近くに居たタイトースタッフの方に簡単に質問してみた。
機体選択画面
ガジェ通:『ダライアスバースト アナザークロニクル』ですが、選べる機体が4機種もあるようですが、それぞれ、どんな特徴なんでしょう?
タイトースタッフさん(以下タイトー):一言で説明するのは難しいですね。『フォーミュラー』『オリジン』などは、上級者向けの機体であると思います。
ガジェ通:『フォーミュラー』は長距離射撃は出来ず、近接が得意なんですね。
タイトー:そうです。射程が短い分、威力は高いので上級者向けかもしれません。
ガジェ通:『オリジン』はどうなんでしょう?これって初代の『シルバーホーク』ってことですよね?
タイトー:仰るとおりです。『オリジン』は、『ダライアスバースト アナザークロニクル』のウリでもある“バースト”が使用できません。明らかに上級者の方の専用ですね。
ガジェ通:バーストが使えないデメリットだけですか?
タイトー:少し、ショットは強くなっています。ただ、バーストが使えないデメリットを上回るほどのバランスではないですね。
ガジェ通:これでクリアできたらすごい!というステータスが得られる、と。
タイトー:そうですね。
ガジェ通:ありがとうございます。

さらに筐体(きょうたい)の周りを観察してみると、「完成度65%」の札が。これについてもうかがってみた。
65%
タイトー:『ダライアスバースト アナザークロニクル』には、今回の出展でプレイいただける「オリジナルモード」と、現在制作・調整中の「クロニクルモード」が用意されています。「クロニクルモード」が今回実装されていませんので、この完成度の表記となっております。

『AMショー』でプレイできるのは、「オリジナルモード」のみであった。これは、『ダライアス』シリーズではおなじみのステージ分岐のあるゲームモードだ。「EASY」「NOMAL」「HARD」の3ゾーンが用意されており、1度にプレイできるのは全12面のうち3面となる。

近くに立てかけてあった販売促進用の“のぼり”には、「出ました! 脅威の高インカム! ロケテストで5万円オーバー! 9/4 タイトーステーション武蔵溝の口店にて」というゲームセンターオーナーや導入責任者に向けた文字も見られる。のぼり

さて、ようやく順番が回ってきて、待望のシートに着席。

大人4人が腰掛けるには若干狭く感じられたが、記者は日本人の平均身長を大きく下回るので、問題なく腰掛けられた。一人でも大柄の人が混じっていたら、4人プレイでは更なる密着度も楽しめるものと思われる。

『AMショー』モードでは、先の説明どおり「オリジナルモード」でのテストプレイが可能。ヘッドフォン端子も今回は準備中であった。記者は射程の短い『フォーミュラー』を選択。記者の性格が“その場の勢いだけの短距離型”だから、というわけではなく、その威力を見てみたかったというのが本音だ。

初対面の4人と申し合わせるでもなく、難易度は「HARD」を選択。記者の『フォーミュラー』機は画面前へ位置し、前衛として敵をなぎはらう形となった。敵のパターンはかつて『ダライアス』で見たような雑魚達の動きが多く、懐かしさすらある。同じくスーパーウーファーの内蔵された座席は事あるごとにプレイヤーの直腸を刺激してくる。

なお、音楽は今回もあの『ZUNTATA』、そして元『ZUNTATA』メンバーの小倉氏による『小倉久佳音画製作所』が担当。女性コーラスが非常に印象深い、非常に幻想的な楽曲に仕上がっていた。

雑魚敵は必ず前から来るとは限らないので、そんなときには臨機応変に「機体反転」ボタンで後ろを攻撃し、仲間を援護できる。

パワーアップシステムは、赤や緑、青のボール状のカプセルを取る形式を継承。ただし、取り合いにならないよう、一人が最初にパワーアップのカプセルを取った場所でカプセルが一定時間留まり、その場所を他のプレイヤーが通過すると同様にパワーアップ出来るようになっている。そのため、余り前の方で最初の人がパワーアップしてしまうと、後ろの人が取りづらくなってしまうので、配慮が必要かもしれない。

また、パワーアップはどうやら蓄積される形らしい。ここも初代『ダライアス』や『ダライアスII』と異なっている。プレイ画面

今回、ルートは「C」→「G」→「L」と一番下を通過する形をとった(記者の記憶違いでなければ)。ラストは、おなじみのアイツ。発売前なので詳細は伏せるが、ものすごく強かったことは確か。「仲間と効率よくバーストビームを使わずして勝利はありえない」とボロボロの状態で記者は悟った。

今回確認できなかった「クロニクルモード」は、宇宙全体がヘックス(6角形)で構成されたステージ。ミッションをクリアする事でエリアがアンロックされていくという内容らしい。ゲームセンターに集まるプレイヤー達が協力しあってエリアを開放していく事で、筐体(きょうたい)ごとに異なる“歴史”が記録される、とのことだ。こちらも非常に期待が高まる。

ゲームセンターへのお目見えは2010年の12月を予定しているらしいので、横シューティング好きの人もそうでない人も、楽しみにしてほしい。

※一部写真内に「撮影禁止」とありますが、TAITO様の許可を得て撮影しております。

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