ゴノレゴさんのおかげ!? アップルの規約変更でFlashから書き出したiPhoneアプリ解禁へ

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アップルは「Statement by Apple on App Store Review Guidlines」という声明により、『iPhone』や『iPad』で動作するiOS向けアプリの開発環境について、今後はObjective-C、C、C++、JavaScript以外の言語やツールによる開発を制限しないことを発表しました。これに喜んでいるのがアドビ システムズとそのユーザーたち。アドビは5月に発売した『Flash Professional CS5』でiPhoneアプリを書き出す機能『Packager for iPhone』を用意していたところ、直前の4月に発表されたアップルの規約変更により、これの使用を禁止されていたからです。

アップルの声明発表以降、Flashで開発して『Packager for iPhone』でアプリ化していたために審査が止められていたアプリが、続々と『App Store』で公開されている模様。国内でも、タカヒロウ(宮澤卓宏)氏のゲーム『モアイまわし』のアップデートが公開されたほか、danbo氏が開発して3月に申請していたゲーム『DanboPush』がようやく公開されました。アドビは『Adobe Featured Blogs』上で「Great News for Developers」というタイトルで記事を公開、この動きを評価するとともに、『Pachager for iPhone』の開発を再開することを発表しています。

Flashクリエーターのポエ山氏は『Twitter』で「Flash Package for iPhoneが使えるようになったのかー。ついにゴノレゴさんの主張が認められたな!」とコメント。同氏は5月に公開したFlashアニメ『ゴノレゴさんがア○プルに問い詰めたいことがあるようです』の中で、4月のアップルの規約変更について「ブチ切れですよ」「お前は本当にオープンなのかと問いたい。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい」と批判していました。『ニコニコ動画』でも公開されたこの動画はアドビ主催のイベントでも上映され、4万回以上再生される人気動画となっています。アップルの今回の規約変更はゴノレゴさんが批判してくれたおかげなのでしょうか!?

今のところ一様に、規約変更については歓迎ムード。ですが、アドビがブログで指摘しているように、iOS上のブラウザでは引き続き、Flashコンテンツの再生は禁止されています。アップルの意向次第で、また規約が変更されるという可能性も否定できません。Flashを利用するクリエーターや開発者にとってはよいニュースですが、アップルとアドビの間の緊張関係はまだ続いていきそうです。

画像:『ニコニコ動画』より引用
ゴノレゴさんがア○プルに言いたいことがあるようです(『ニコニコ動画』)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10849890

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