第20回Bunkamuraドゥマゴ文学賞(東急文化村主催)が9月3日、朝吹真理子さんの「流跡」(「新潮」2009年10月号)に決定した。

 Bunkamuraドゥマゴ文学賞は、1933年に創設された伝統あるパリのドゥ・マゴ賞にちなみ、先進性と独創性を兼ね備え、既成の概念にとらわれることのない新しい才能の発掘を目的に1990年に創設された文学賞。

 文学賞と銘打っているものの、受賞対象が小説だけに留まらず、評論、ノンフィクションなど様々なジャンルの書籍に及び、過去1年間に発表されたそれらの中から、毎年1人の選考委員が受賞作を選出している点が特徴。今年の選考委員は作家の堀江敏幸氏が務めた。

 「不穏な心地よさが輪染みのように浮かびあがってくる不思議な言葉の群れ」と堀江氏に評された「流跡」は朝吹さんのデビュー作。この受賞により朝吹さんは25歳という最年少での受賞となった。

 朝吹さんは現在、慶応大学大学院で国文学を研究する研究者。独特の感性で綴られていく、流れるような文体が小説における大きな特徴と評されている。

 副賞は100万円。授賞式は11月1日、東京・渋谷のBunkamuraで行われる。



『流跡』
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 出版社:新潮社
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