インテルのマッシモ・モラッティ会長が6日、脚光を浴びているサンプドリアのイタリア代表FWアントニオ・カッサーノや、チームの補強について語った。まず、カッサーノの“成熟ぶり”に関しては、次のようにコメントしている。

「カッサーノ? 彼はずっと良い青年だったよ。ただ、あまりに本能的すぎたというだけだ。今はもっと落ち着いて考えるようになった。そして、選手としても人間としても、自分のベストを発揮できるようになったんだ。サンプドリアとイタリア代表のためになると確信しているよ」

また、モラッティ会長はかつてカッサーノがインテルへ移籍する可能性があったことを明かした。

「彼はインテル(加入)に近づいていたんだ。(ロベルト・)マンチーニ監督時代に話をしていた。だが、結局は何も起きなかったんだ」

一方、一部では落胆させられる結果に終わったと言われている今夏の補強について、モラッティ会長はこのように反論している。

「我々は、ただ買うために補強をすることは意味のないことだと決断を下したんだ。このチームは年寄りではない。我々がすべてに勝利したのは、10年前ではなく、だった2カ月前のことなんだよ。どうして一部で悲観的になっているのか、理解できないよ。(ラファエル・)ベニテス監督に対して悲観的になることもね」

「もちろん、1月の時点でマーケットに介入する必要があるということになれば、そのときは問題なく(補強に)動くよ」