自動車レースの最高峰・F1世界選手権は世界各国のサーキットでレースを行い、全20戦弱の中でチャンピオンを決めています。その開催地は「1国1開催」という原則があり、たとえばドイツにはニュルブルクリンクホッケンハイムリンクという2つの有名なサーキットがありますが交互に開催する措置を取っています。

その分、ヨーロッパ以外の開催地が増えることになり、2010年シリーズでは「韓国グランプリ」の開催が決定しています。

9月4日にそのグランプリ開催予定となっているサーキットでテスト走行が行われたのですが、どうやら無事何事もなく開催…とはいかないようです。

詳細は以下から。
F1:霊岩に及第点「面白いレースになりそう」 | Chosun Online | 朝鮮日報

テスト走行を行ったのは今季第12戦目までヒスパニア・レーシングのドライバーとして参戦し、現在は2011年開催予定となっているインドGPのサーキット建設に携わるJPSIのスポーツ大使(事実上インドGPのスポーツ大使)となっているカルン・チャンドック。

YouTube - Karun Chandhok Drives Red Bull in Korean F1 Circuit_1


ガレージからコースへと車を出してきました。


本来は反時計回りに走るのですが、今回はテストということで時計回りに走行。


YouTube - Karun Chandhok Drives Red Bull in Korean F1 Circuit_2


YouTube - Karun Chandhok Drives Red Bull in Korean F1 Circuit_3


やがて、走り終えてチャンドックが帰ってきました。


観客の前でアクセルターン。


チャンドックは「区間ごとに特色があり、おもしろいレースになりそうだ」「4コーナー以降の連続カーブなど、高度なテクニックが求められる区間が多い。また追い越しができる区間が多く、レースの興味がさらに高まるだろう」と感想を述べました。

ここだけを見ると問題がなさそうに思えるのですが、チャンドックが反時計回りに走らず時計回りに走ったのは「走れなかったのではないか?」という指摘が出ています。というのも、本来この韓国国際サーキットは8月下旬には完成予定だったものが遅れており、現在もコースの外側は舗装がされていない状態。縁石もなく、スタンドや管制塔も100%の状態ではありません。

7月にイギリス・Telegraph紙のTom Cary特派員がサーキットを訪れたときは路面はまだ一切舗装されておらず、スタンドがなんとかあるという程度。ここから2ヶ月弱でテスト走行ができる状態にまでしたというのはすごいのかもしれませんが、F1は命がけのモータースポーツだけに、ここで実施するというのはちょっと不安が残ります。

なお、現在のチャンピオンシップは前走・ベルギーGPで優勝したルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップ。それを3ポイント差でレッドブルのマーク・ウェバーが追いかけています。3位のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、4位のジェンソン・バトン(マクラーレン)、5位のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)までが140ポイント以上を獲得しており、まだチャンピオンの可能性を十分に残しています。

日本人ドライバーとしては、小林可夢偉(BMWザウバー)がこれまで5戦でポイントを獲得して12位につけています。

残りは6戦、まだまだ戦いの結末は見えそうにありません。

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