5日、イタリア代表に復帰してから初となる記者会見に臨んだFWアントニオ・カッサーノ。同選手はさまざまなテーマについて、次のようにコメントした。ローマ時代のチームメート、FWフランチェスコ・トッティについては、同選手とイタリア代表でプレーしたいとの希望も口にしている。

▽マリオ・バロテッリ
「彼はファンタスティックな選手だよ。まだ20歳だ。何度か過ちを犯しても、仕方ないさ。オレも彼にアドバイスする。でも、面倒を見るのにベストな人間がオレじゃないのも事実だけどね」

▽チェーザレ・プランデッリ
「ファンタスティックな人さ。彼とは本当にやりやすい。(マルチェッロ・)リッピ? 過去じゃなく、今と未来のことを考えよう。ローマ時代はオレがプランデッリ監督を困らせたけど、変わったオレと再会した彼は、世界で一番幸せな男だったよ。人間としてもオレを信じてくれている。感謝する以外にないよ」

▽ファビオ・カペッロ
「彼には本当にたくさんのことをやってしまった。ローマからレアル・マドリーにかけてのころが、オレの最悪の時期だったよ。たくさんの過ちを犯してしまった」

▽カロリーナ夫人
「妻はオレの人生を変えてくれた。一生、彼女には感謝していくね」

▽チームのためのプレー
「以前のオレはうまいことばかりやろうとしていた。今はチームのことを考えているよ。一人で試合に勝てていたのは(ディエゴ・)マラドーナだけだし、オレはディエゴじゃない。昔はそう思っていたんだけどな。でも、今はもっと自分が強くなったと感じている。10人のチームメートたちがオレを助けてくれるからだ」

▽夢
「サッカーに関しては、4、5年くらい代表の一員でいることだ。オレはEUROの選手だった。今度はワールドカップの選手にもなりたい」

▽後悔
「今みたいな考えを持っていたら、4、5年前にももっとたくさんの勝利を手にしていただろう。(フランチェスコ・)トッティとは代表で一緒にプレーしたい。でも、『カッサーノがトッティの代表入りを望んでいる』なんて書いて、プランデッリ監督を困らせないでくれよ。人間としても選手としても、トッティは議論するまでもない存在だ」

「背番号10? 別に重要じゃないよ。オレにはそのクオリティーがあるとして、(ダニエレ・)デ・ロッシがオレに10番をつけるように言ってくれたのはうれしかったけどね。トッティが代表に復帰して、10番を返さなければいけないとしたら? もちろんさ。彼は試合に勝たせてくれるからね」

▽ポジション
「自分はセカンドストライカーだと思っているけど、左サイドでもプレーするよ。サイドバックとか中盤じゃなきゃいいさ」

▽スクデット
「ミランが優勝するだろうね。なぜかって? どの選手を彼らが獲得したか、知らないのか?」