押尾学「オレは『保護責任者』じゃない」と法廷で狂言!?

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イラストレーション by「わ」
MDMAってどんな薬物? 元俳優でロックバンド『LIV』のボーカリストとしても活躍していた、「お塩センセイ」こと押尾学被告の保護責任者遺棄致死に関する初公判が3日、東京地裁で行われた。押尾被告が問われている罪は、平成21年8月2日午後5時50分ごろ、東京都港区の六本木ヒルズの一室で、一緒にMDMAを服用した女性がけいれんを伴う錯乱状態に陥り、午後6時ごろには急性MDMA中毒症状を発症したにもかかわらず、一時的な蘇生措置はしたものの救急車などは呼ばず放置し、結果的に女性を死亡させたというもの。
 MDMAとは、摂取すれば多幸感が提供され、性的興奮を高める、いわゆる『セックスドラッグ』として知られる合成麻薬だ。俗称として「エクスタシー」の他に、「エックス」「バツ」「バッテン」「ペケ」「E(イー)」などと呼ばれ、錠剤として供給されることが多い(粉末として流通する場合もあるがまれである)。純度によって半錠から1錠を、なるべく多量の液体とともに飲み下すのが一般的な摂取方法だ。
 バッドトリップの恐れが少ないと言われているが、今回はそんな喧伝がアダとなって、押尾被告とドラッグ&セックスを楽しんでいた女性が、過剰摂取が原因で錯乱の末死亡してしまった。このことで、事件当時押尾被告には彼女をもっと適切に救助する手だてがあったのではないか、ということが争点となっているわけだ。
「あの薬はオレのじゃない!」 この日の裁判で改めて明らかになったことは、押尾被告は錯乱した女性に対して、「一応」心臓マッサージや人工呼吸などの蘇生措置は行ったが、救急車を呼んだのは死亡推定時刻から3時間も経ってからだったということ(しかも、呼んだのは押尾被告本院ではなく関係者)。検察側としては、やはりこれは保護責任者遺棄にあたるのではないかと主張しているわけである。
 一方の押尾被告弁護人は、「検察側は、押尾被告がMDMAを女性に渡し、服用させたとしているが、それは間違いである。実際は、女性が服用したMDMAは女性本人が持参し、自ら自発的に服用したものであった。よって押尾被告の譲渡の事実はなく、保護責任は生じない」といった旨の反論をした。
 つまりこの裁判は、簡単に言ってしまえば「そのクスリ、誰のだったんだ?」というところに大きなポイントがあるわけである。押尾被告は、この点で「あれはオレのじゃない。だからオレには保護責任などないんだ」と主張していこうとしているようである。
保護責任はないってどういうこと? さて、こうやって見ていると『保護責任者遺棄』とは何なのか、非常に不可解になってくる。初公判で、二人はともあれMDMAを摂取し、肉体関係を持っていたことが明らかになった。部屋には二人きり。女性は押尾被告に会うために、自発的に部屋に入っている事も明らかにされている。つまり、この日二人は、六本木ヒルズ2307号室で、こっそり禁断でイリーガルな逢瀬を楽しもうと目論んでいたわけだ。言い換えれば、二人はセックスフレンド、そう「フレンド」なのだ。何にせよ「フレンド」である以上、その時点で相互に「保護責任」が生じているのではないか? と、筆者などは素人考えを起こしてしまうのである。それを、「クスリはオレのものじゃなかったから、自分にはそもそも保護責任はない」と主張する押尾被告は、法律的には「アリ」な主張なのかもしれないが、人としていかがなものか、という思いを禁じ得ない。
 【デジタル大辞泉】によれば、「保護責任者」とは以下のようにある。

『特定の人について保護する責任のある者。親権者・扶養義務者のほか、交通事故の加害者、被保護者と契約している保育士、雇用主など。
◆無関係の第三者であっても、被保護者への保護を開始した者は保護責任者とみなされる。例えば、事故・災害などのけが人を引き取って搬送中の善意の一般人など。』


この解説に従って考えれば、押尾被告は明らかに死亡女性の「保護責任者」なはずだ。なぜなら、押尾被告は女性に対して、明らかな救命措置をとっている。つまり「被保護者への保護を開始した者は保護責任者とみなされる」わけである。摂取した薬物が自分のものでなかったから、自分は保護責任者ではないなどという押尾被告の主張は、なんというか、人として、男としてあまりにも往生際の悪い態度だと感じてしまうのである。
 ともあれ、素人がこれ以上ご託を並べてもきりがないので、あとはこの後の裁判の行方を見守るばかりなのだが、最後に、押尾被告が拘置所内で書きなぐった、この一文をあらめて紹介しておく。

「犯罪者の汚名を着せられて、押尾学というブランドを剥奪され死に物狂いで無罪を取る」
押尾 学


 押尾被告は英語堪能と聞くが、ならば、死にものぐるいで無罪(not guilty)を取っても、それは「無実(innocence)」とは違うということくらいはわかっている…のだろうか。
(NANIO)


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