本屋で「夕食のレシピを撮る」のは非常識?
出版不況で相次いで雑誌が休刊に追い込まれ、街の書店も生き残りを模索しています。立ち読み客を防ぐため、雑誌をビニールで覆ったり、ヒモで縛って読めなくする書店も増えてきました。そんな中、どこからともなく店内に響き渡る携帯カメラのシャッター音。教えて!gooで、このような質問が投稿されました。

本屋で、夕食のレシピを写メールしていただけなのに

本屋で料理本のレシピページを、カメラ付き携帯電話で撮影していた質問者。それを見ていた店員に「買わないのであれば止めてもらえますか?」と注意されると、「欲しい情報が散らばってたから写真を撮ったんです。お客さんに対する対応か」と反論。怒った店員は「とにかく出て行って下さい」と言い放ったといいます。質問者は、この対応の是非について問いかけました。

   「あと10ページくらい欲しいレシピあったのに…°・(ノД`)・°・私が悪いのですか?店が悪いのでしょうか?」

■「本屋は図書館ではありませんよ」

寄せられた回答をみると、「書店員さんが怒るのは当たり前」とする意見が大多数を占め、その理由としてこう述べられていました。

   「本屋は図書館ではありませんよ。書店は本を売ることで利益を得て成り立っているんです」(kanotoriさん)

   「質問者さんの行為は『デジタル万引き』と呼ばれるものです。本屋で本を買わずに情報だけ盗んでいるんだから。あなたは無料で本の中身をかっぱらったんだからね」(JP-21さん)

カメラ付き携帯電話の普及と共に、本屋やコンビニの雑誌売場などで購入せず“撮影”して情報を得る「デジタル万引き」という行為が問題視されています。きちんとお金を払って書籍を購入している立場からすると、この行為は犯罪のように思えます。

■“デジタル万引き”は犯罪か?

しかし、このような行為は正式に「犯罪」として法整備されておらず、取締る法律がないのが現状のようです。

   「罪にはならないです。ですが、この写メをホームページに載せたり第三者、不特定多数の人間が観覧出来る場に公表したりしたら罪になります」(urawaurawaさん)

   「文化庁著作権課によると、著作権法第30条の私的複製に当たり、行為そのものは違法とはされません。本屋側としては、店舗内は私有地なので客の本の取扱いについて管理権を有します。立ち読みやその他の迷惑行為と同じで、写メにより複製する行為を任意に禁止することができ、違反した利用者に立ち入り制限を課すことも自由にできます」(takurankeさん)

  「書店によっては『撮影お断り』、『カメラ付きケータイを操作している場合お声をかけさせて頂きます』などの張り紙をしてます」(noname#114832)

このように、第三者や営利目的で使用・複製すると著作権法違反、店内の注意書きを無視して撮影すると管理権侵害で、店の退去や何らかの賠償請求をされる可能性があるようです。

   「どっちが悪いのかより、犯罪じゃなければ何してもOKという感覚がずれてると思う」(karimaroronさん)

利用する側のモラルが問われています。

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