トイレを中心に、ばーちゃんと孫たちの絆を描いた『トイレット』/[c] 2010“トイレット”フィルムパートナーズ

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トイレを中心に、ばーちゃんと孫たちの絆を描いた『トイレット』/[c] 2010“トイレット”フィルムパートナーズ

『かもめ食堂』(06)の荻上直子監督が、5年の構想をかけた映画『トイレット』(公開中)。日本ではない国を舞台に、もたいまさこ扮する英語の通じないばーちゃんと、その3人の孫(なぜかアメリカ人!)の交流を描く本作。トイレから出てきた後、必ずなが〜いため息をつくばーちゃん。そこから、世界一といわれる日本のトイレ事情が浮き彫りになる。

【写真】日本からやってきたばーちゃんを迎えるのはくせ者ぞろいの3兄弟

国や場所によって、形やその使用方法も違うトイレ。インドでは、お尻を手と水で洗うのが通常だし、台湾や中国のトイレは、紙は流さずに捨てるのが当たり前。また、アメリカの公衆便所は、犯罪が行なわれる危険を避けるために、場所によってはドアがない場合もあったり、ヨーロッパの国々では、紙や便座がないことも珍しくないなど、トイレ1つにしても、国が違えば文化や慣習が違ってくることがよくわかる。

トイレに関して、日本が誇る偉大なテクノロジーがある。それがウォシュレットだ。温かい便座と自動的にお尻を洗う機能がついたシステムは、海外の人には斬新なしろものであり、体験らしい。かの世界的スター、マドンナが来日した時、日本のウォシュレットに感激したというのは有名な話だが、ウィル・スミスやレオナルド・ディカプリオも自宅に取り付けるなど、ハリウッドのセレブにも愛されているのだ。

そして、この作品の鍵を握るのも、なんとウォシュレット! 誰もが使う場所であり、共有することも多いトイレは、ばーちゃんと孫たちが言葉の壁を越えて、思いがつながっていくきっかけになる場所でもあるのだ。もたい演じるばーちゃんのため息に秘められた深い謎が、家族の絆を育む展開は、まるでウォシュレット体験と同じく、斬新かつ感動もの。本作を観れば、用はなくてもウォシュレットトイレに入ってみたくなるかも?【トライワークス】

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