ウィキに不当な扱いを受けている作家

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 内容の正確さ等々問題点はありますが、調べ物をするときの強力な味方、それがウィキペディア日本語版!
 記事の信憑性に疑問符がつくものが多々あるのを知りながらもついついこのサイトにアクセスしてしまう筆者ですが、納得いかないのはめざましい成果をあげている、れっきとした“著名人”であるにもかかわらず、項目ができてない人がいること。
 今回は、“項目作ってあげて!”というメッセージも込めて、名作・傑作小説を世に出したにも関わらずウィキペディア日本語版に項目がない作家たちを紹介します。


■オラシオ・カスデジャーノス・モヤ
 日本ではあまり知られていませんが、ホンジュラスとエルサルバドルの戦争に揺れ動く家族を描いた名作『崩壊』(現代企画室/刊)を生んだエルサルバドルの作家です。ジャーナリストとしても活躍していますが、ウィキペディアに項目がありません。

■ホルヘ・フランコ
 代表作は『ロサリオの鋏』(河出書房新社/刊)。コロンビアの作家で、“第二のガルシア・マルケス”とも呼ばれているようです。しかし、ウィキペディアには項目がありません。

■イーユン・リー
 『千年の祈り』(新潮社/刊)でフランク・オコナー賞、今年刊行された『さすらう者たち』(河出書房新社/刊)も反響を呼んでいる中国人作家。海外では今最も注目すべき若手作家と目されています。でも、ウィキペディアには項目がありません。

■ラッタウット・ラープチャルーンサップ
 2010年4月に紀伊國屋書店新宿本店で行われたワールド文学カップでMVPを獲得した傑作『観光』(早川書房/刊)の作者。あまりの反響に文庫化が決まり、先月25日に発売されました。でも、ウィキペディアには項目がありません。

 今回取り上げた四人の作家は素晴らしいクリエイターであるにも関わらず、著作に書いてあるプロフィール以上の情報が入ってきません。なぜならウィキペディアに項目がないから。
 誰か詳しい方が彼らの項目を作ってくれることをお待ちしております。
(新刊JP編集部/山田洋介)


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