中国の江蘇省南京市では1日、南京西駅発、成都(四川省)行きの列車内で、18歳と見られる少女2人が、意中の男友達をめぐって激しい「バトル」を展開し、50数回にもわたる「ビンタの応酬」を繰り広げたことが話題になっている。中国新聞網が伝えた。

 乗り合わせたほかの乗客によると、少女らはもともと、南京市内の高校に通う同級生で、安徽省合肥市内の大学に進学するため、意中の少年1人とともに列車で移動中だったという。少女らは、少年の気を引こうと自身の所持金や家庭環境、自身の身に着けたファッションなどの「自慢合戦」を繰り広げていたが、やがて互いの対抗心に火をつけ、話も徐々にエスカレートしていった。そのうち、「勝てない」と悟った1人が相手の少女に手を上げたことで、少女2人による「ビンタの応酬」が始まったという。一部では、互いのビンタが50数回にものぼった、との証言もあり、少女らの「攻防」の激しさを物語った。

 「バトル」はその後、車内の警備員らが止めに入ったことで収束したが、渦中の「カレ」は、2人の争う姿に戸惑うばかりで、止めることもできず、ただ事の行く末を見守るだけだったという。

 その後の調べによると、少女2人はともに、成績優秀で「イケメン」のカレに思いを寄せており、これまでに何度もアタックしていたが、結果はいずれも「不発」に終わっていたという。しかし、3人そろって合肥市内の大学に合格したことから恋のバトルが再燃し、車内での「ヒートアップ」につながったと見られる。

 合肥駅の関係者らによると、無事「釈放」された少女2人は、その後も少年にぴったりくっついて離れず、互いをけん制しあっていたという。恋のバトルの決着やいかに。(編集担当:金田知子)



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