ローマは先週末、イタリア・スーペルコッパでインテルと対戦し、タイトルを逃している。しかし、その悲しみに暮れる間もなく、28日にはセリエA開幕戦でチェゼーナと対戦しなければならない。

ローマを指揮するクラウディオ・ラニエリ監督は、大きな補強ができていないことに不安があるようで、「他のクラブは大型補強をした。我々は少しだ」と述べている。しかし、昨シーズンのセリエAで優勝を争ったチームに自信を持っており、「ローマは強い。去年の戦いを継続していかなければいけないね」と語った。

大型補強を続けるユヴェントスについては、「彼らは新加入選手が9人いる。序盤は問題を抱えるだろう」とコメント。バルセロナからFWズラタン・イブラヒモビッチを獲得しようとしているミランについては、「パト、ロナウジーニョ、(マルコ・)ボッリエッロ、(フィリッポ・)インザーギの前線にイブラが加わったら…インテルとのギャップを埋めることになるだろうね」と話している。

一方でラニエリ監督は、インテルDFニコラス・ブルディッソの到着を心待ちにしているようだ。昨シーズン、レンタルでローマに加入していたブルディッソだが、両クラブの交渉がなかなか進まず、まだ移籍は決まっていない。

移籍市場の成果に満足しているかと問われたラニエリ監督は、「私はブルディッソを求めている。厳しい時期にさしかかっている。それは分かっているんだ。ただ、チームはしっかりと集中しているよ。スタートを切る準備は整った。ブルディッソがいかに重要な存在であるかは、みんなが見ていたはずだ」とコメントしている。

また、負傷で開幕戦を欠場することになったFWアドリアーノについては、「残念なことだ。彼はコンディションを取り戻すのに苦労していたところだよ。ケガは望んでいなかった。しかし、我々は落ち着いているよ」と述べた。