去就が注目されるバルサのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチだが、スペイン紙“スポルト”によると、イブラヒモビッチの移籍についてバルサとミランの間で合意に達しているとのことだ。移籍金は4000万ユーロ(約42億9500万円)、1500+1500+1000万ユーロの3年分割払いで、この移籍に他の選手は含まれていないという。

 つまり、最終決断はイブラヒモビッチ自身に委ねられたということだ。彼の代理人は、現状について「ズラタンは、24時間以内に決断することになる。これはデリケートな決断となるが、金曜日にミラン側に返事をすることになる」と説明。

 イブラヒモビッチ獲得にかかった6950万ユーロ(約74億6400万円)のうち、1390万ユーロ(約14億9200万円)が支払済。この交渉で1560万ユーロ(約16億7500万円)の損失となるが、残り4年でイブラヒモビッチに支払われる報酬4600万ユーロ(約49億4200万円)分を抑えることができる。4000万ユーロでイブラヒモビッチをミランに移籍させることができるのなら、ロセイ会長は悪くない条件で交渉をまとめたと言えるだろう。何より、不満を抱えたままではチームにダメージを与える可能性もでてくる。

 イブラヒモビッチの新シーズンはバルセロナか、それともミラノにあるのか?イブラヒモビッチの去就騒動も最終局面を迎えている。

(スペイン通信)