24日、米誌は世界で交通渋滞が最も深刻な5都市を挙げた。問題の5都市は、ロシアのモスクワ、ナイジェリアのラゴス、メキシコのメキシコシティ、ブラジルのサンパウロ、そして中国の北京。写真は交通事故によって渋滞を引き起こしている北京市。<url name="【その他の写真】" url="http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=44911">

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2010年8月24日、米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」は、世界で交通渋滞が最も深刻な5都市を挙げた。

問題の5都市は、ロシアのモスクワ、ナイジェリアのラゴス、メキシコのメキシコシティ、ブラジルのサンパウロ、そして中国の北京。それぞれの渋滞の現状について、以下のように指摘した。

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■モスクワ(ロシア)
モスクワ市内の渋滞時間は日平均2.5時間で世界最長。ロシア国内の自動車台数は全EU圏と比較しても3分の1以上を占めており、にもかかわらず、道路のインフラ状況は世界111位となっている。飲酒運転や悪天候が多くの交通事故を誘発しており、ロシア運輸省によると、交通の混乱によって年間128億ドルを損失している。ある調査では、モスクワ市民の4割が「過去3年以内に3時間以上の渋滞を経験した」と回答している。

■ラゴス(ナイジェリア)
世界で最も勢いある発展を遂げているアフリカ最大級の都市。しかし、インフラ建設が遅々として進まない点や、のんびり屋さんの国民性もあり、一度に数十人が犠牲となるような交通事故は日常茶飯事だ。ボコボコの路面、数少ない信号機、自動車強盗、交通警察の汚職、路面浸水…渋滞を解決するために手をつけなければならない問題は山積みだ。

■メキシコシティ(メキシコ)
膨大な人口を抱える南米の大都市。交通渋滞で有名なロサンゼルスの4倍の通勤人口を抱え、市内の道路は飽和状態だ。ドライバーの50%が「渋滞は多くの人の仕事や学業に支障をきたしている」とし、さらに62%が「渋滞はさらに深刻化している」と考えている。市内で頻発する地方出身者のデモも渋滞に拍車をかけている。日平均8.5回も発生するため、メキシコシティのホームページではデモの発生時間と場所を告知する専門コーナーがあるほどだ。

■サンパウロ(ブラジル)
「イライラしても無駄」―いつまでも解消しない渋滞の車列にすっかり諦めの境地、運転席でのんびりとヒゲそりをしたり映画を見たりゲームをしたりするサンパウロのドライバーたちに、観光客はカルチャーショックを受けるだろう。経済発展著しいこの都市は拡大の一途をたどっているが、道路建設はそれにまったく追いついていない。市政府は毎年23億ドルを投じて車道や地下鉄の整備、交通規制を行っているが、それも機能していない。一部の富裕層は地上の渋滞を嫌い、自家用ヘリを移動手段としているという話も聞かれるほどだ。サンパウロのこれまでの渋滞最長記録は265.5kmに達している。

■北京(中国)
高速道路建設や交通規制など多くの政策を打ち出しているにも関わらず、北京市で増え続けるばかりの新車はそれを上回って交通渋滞に拍車をかけている。今年1〜4月、北京市で新たに登録された乗用車は24万8000台。日平均にして2100台が北京の車道にデビューしていることになる。こうした状況に84%のドライバーが「交通渋滞が仕事や学業に影響する」としている。(翻訳・編集/愛玉)

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