スペイン・バルセロナで25日、ガンペールカップが行われ、バルセロナ対ミランの一戦は1−1の引き分けで90分を終えた。その後のPK戦は、バルセロナが制している。

しかし、このプレシーズンマッチでは、試合内容以上にバルセロナFWズラタン・イブラヒモビッチの去就に注目が集まっている。ミランが獲得に乗り出している同選手は、バルセロナを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督との確執を明かし、ミラン行きを希望していることを明言した。

試合後、多くの報道陣に囲まれたイブラヒモビッチは、「なぜかは分からないが、グアルディオラはオレが気に入らないみたいだ。なぜかは分からないが、オレとは話をしない。この半年で彼と話をしたのは、2回だけだ」と、指揮官との関係を明かしている。

それでも、「オレはここで順調だ。ディレクター陣はオレを売却したくないと言っている。ただ、監督が何と言っているかは知らない」と語り、クラブとの間には問題がないと強調した。

そして、ミラン移籍については、「何も言えないね。オレはどことも合意していない。バルセロナと契約を結んでいて、家族も幸せにやっている。なぜ問題が起きているのか分からないよ」とコメントするにとどまったが、ミランFWロナウジーニョとプレーしてみたいかとの問いには、「もちろんだ」と答えている。