今夏、6名の選手が加入したレアル・マドリー。しかし、これでベンチは総勢26名となりオーバーブッキング状態だ。となると必要となってくるのは余剰人員の整理。「新シーズンに向けて、エジルが最後の獲得となる」と補強の終了を伝えた同クラブのバルダーノGM(ゼネラルマネージャー)が人員整理に動きだした。

「現在、ベンチには26選手がいるが、減らさなければならない」とコメントするバルダーノGM。スペイン人選手は除外したというバルダーノGMの放出リストに名を連ねるのは、ファン・デル・ファールト、ディアラ、ラス、ガゴの4選手だ。

 ファン・デル・ファールトについては、昨シーズンのパフォーマンスにはクラブ側も満足しているが、カナレスを成長させるというプロジェクトがある上、彼の譲渡で現金化することができるからだ。ディアラも現金化、そして、ラスについては1500万ユーロ(約16億3900万円)から移籍を検討するつもりがあるとも。ガゴについては、シャビ・アロンソとケディラがボランチでのスタメンとなる可能性が大きいためだ。

 ちなみに、スペイン紙“マルカ”が行なっている「4選手のうち、2選手を売るとしたら誰か?」のwebアンケートでは、ディアラ 47.4%、ガゴ 36.8%、ラス 10%、ファン・デル・ファールト 5.8%、となっている。

 夏の移籍マーケットが閉まるのは8月31日。R・マドリーの周辺はまだまだ慌ただしいようだ。

(スペイン通信)