レアル・マドリーのトップチームには現在、26人の選手が在籍している。リストには25人までしか登録できない上、ジョゼ・モウリーニョ監督はチームを23人まで縮小したいと考えている。よって、これから人員整理に動くことになるだろう。

スペインメディアによると、その候補になっているのは、ラファエル・ファン・デル・ファールトやラッサナ・ディアラ、フェルナンド・ガゴといった中盤の選手たちだ。さらに、DFロイステン・ドレンテやMFエステバン・グラネロも放出候補に挙がっているものと思われる。

ブレーメンからメスト・エジルが加入したことで、レアル・マドリーにはトップ下の選手が4人となった。カカーに加えて、新戦力のセルヒオ・カナレスが在籍しているため、ファン・デル・ファールトを手放す可能性は十分に考えられる。選手本人は残留を希望しているものの、将来は分からないだろう。

同様に、シャビ・アロンソとサミ・ケディラがレギュラーになる見込みの守備的MFも選手が飽和状態だ。とあれば、L・ディアラとガゴのどちらかがチームを離れることになるかもしれない。そして、サイドバックの改善を目指すモウリーニョ監督は、ドレンテの放出も検討しているはずだ。

グラネロについても移籍の可能性があるが、こちらはUEFAの規定が残留を後押ししている。UEFAの規定では、自クラブの下部組織出身選手が4人以上と、国内他クラブの下部組織4人以上在籍していなければならない。レアル・マドリーの下部組織で育ったグラネロは、簡単に手放せないだろう。