フットサルのルール改正がありえない内容でした。本気で絶望しております。

■スライディングが認められるようになった


JFAの通達(PDF)は以下のとおりです。

直接フリーキックに値する反則については、まったくサッカーと同じになり、スライディングタックルも“不用意に、無謀に、または過剰な力を用いて”行わない限り、認められるこ とになった。ただし、無謀さ等については、フットサルが床の上で、かつ限られたプレーイン グエリア内でプレーされることを十分に考慮する必要がある


最悪です。もともとフットサルはチャージもNG、スライディングもNGということで、ある程度の体格の違いや運動能力の違いがあってもプレーできるという、間口の広いスポーツとして普及してきたはずです。少なくとも日本ではそうだったと認識しています。 女性だって積極的にプレーしていたし、そこで新しい市場だって生まれていたはずです。

ところが、数年前にチャージが認められるようになりました。さらに今回、スライディングタックルまでが認められるようになりました。結局これってもうボールとコートの小さいサッカーですよね。

フットサルはチャージやスライディングがないから、男女混合のmixという楽しみ方があるし、エンジョイでサッカー経験者とそうでない人が混ざってプレーできていたんじゃないかと思うのです。それが今、崩されてしまいました。これからは体格がよく、サッカー経験者ばかりが有利なフットサルの時代がくるのです。

また、スライディングが可能になったことで怪我をもらう確率も飛躍的に上昇しました。フットサルってコンタクトが無くそこそこ安全なスポーツだと思っていましたが、それももうおしまいです。いつ、背後からスライディングタックルを食らうかわかりません。これだけ狭いプレーエリアの中でスライディングを有効にしてしまう意味もあまり理解できません。体育館でやるフットサルであれば、危険度はさらに増します。

とにかく、僕たちが好きだったフットサルは終わりを告げるのです。あまりにもむごいルール改正。FIFAの狙いがまったく理解できません。危険な方向にルールを改正したことは、絶対に間違いであると主張したい。

とにかく残念でなりません。