アイルランド代表のジョヴァンニ・トラパットーニ監督が11日、アイルランド・ダブリンの病院で手術を行った。10日に食中毒の疑いで入院した同監督は、11日の検査後も退院することはなく、腹部の裂傷の手術が必要であることが分かり、同日16時に手術した。

手術を担当した医者たちは、当初の食中毒という診断を否定し、腹部に裂傷があることを発見。同監督の手術へと踏み切った。無事成功に終わっている。

アイルランドは11日にアルゼンチンと国際親善試合を戦ったが、もちろんトラパットーニ監督はこの試合で指揮を執ることはできなかった。メディカルスタッフが明らかにしたところによると、同監督は「少なくとも日曜まで」入院することになるという。

トラパットーニ監督のアシスタントであるマルコ・タルデッリ助監督は、試合前の記者会見で、「現時点で私は責任者ではない。ジョヴァンニと話し、出場メンバーを言われた。彼は気分も良く、すべて大丈夫だと考えているうよ。通常どおり、試合にはいるだろう。とても強い人だからね」と話していた。

だが実際には、71歳のトラパットーニ監督はドクターストップをかけられてしまった。そのため、アルゼンチン戦ではタルデッリ助監督が指揮を執ることになっている。