「モテたいから」とか「イイ女になりたいから」なんて理由はなくても、実用的であり、身につけておいて損はないスキル、それが料理。恥ずかしながら20代後半になっても料理に関心が持てない私は、そんな自分でいいのかと少し心細くなり、アンケートで277人の働く女子たちに聞いてみました。「あなたは料理が得意ですか?」

その結果は、
■ どちらかというと得意……46%
■ どちらかというと苦手……54%

「料理はどちらかというと苦手」という人のほうが多い結果に、勝手ながら少々胸をなで下ろしました。もちろん「どちらかというと苦手=まったくダメ」というわけではなく、「苦手」と答えた女子のうち80%はそれなりの「得意料理」というものを持っているようです。(残り20%の女子は、潔く「ない!」と答えていましたが……)。

「料理は苦手」という女子たちの間で得意メニューとして多く挙がったのは、「カレー」や「野菜炒め」、「パスタ」、そして「チャーハン」。最初に出てきた3品はともかくとして、チャーハンはパラッとおいしく作ろうとすると、けっこう難しいメニューですよね。「料理は苦手」なんて言っている女子の中にも、実は料理慣れしている人たちはいるのかもしれません。

一方、「料理が得意」な女子たちの自慢料理は「カレー」、「ハンバーグ」、そして「煮物系」。特に煮物系の得意率は高く、「得意派」の実に33%もが、「肉じゃが」にはじまり「鯖の味噌煮」、「ぶり大根」、「煮豚」、果ては「チリコンカン」まで、何らかの煮物料理が得意であると答えました。コトコトもしくはグツグツと時間をかけて仕上げる料理って、なんだか家庭的なイメージがありませんか?

一方でこの「煮物系」、実は「料理が苦手派」からは特に苦手な料理として多く挙げられたメニューでもあります。その理由は「たびたび焦がしたり、味が濃かったり薄かったりする」(29歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)、「煮崩れするし、味加減が難しい。肉じゃがのじゃがいもが溶けてなくなってしまったり」(29歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)「コトコト煮るのを待っていられない」(24歳/自動車関連/技術職)など。

本の通りにやればできることと、慣れや根性がないとできないことが、料理の世界にはあるようですね。やはり「習うより慣れろ」ということでしょうか。私の場合、「煮物料理が得意です」という発言に近づくためには、キッチンに立つ時間をなるべく削ろうとしているライフスタイルから変える必要がありそうです……。

(つくしの万葉+プレスラボ)

『escala cafe』にて2010年4月にWebアンケート。有効回答数277件(escala cafe会員)。







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