リーマン・ショック後の金融不況による企業業績の悪化で、この4月に会社に入社できた大学生が60%であったことが、文部科学省が取りまとめた「平成22年度学校基本調査」(速報)で明らかになった。

 調査によると、大学(学部)卒業者の就職率は、60.8%(前年度より7.6ポイント低下)となった。2010年3月の大学卒業者数は54万1千人(前年度より1万8千人減少)であることから、就職できたのはこのうちの約32万9千人であった。

 一方で、大学(学部)卒業者の大学院等進学率は13.4%で、前年度より1.2ポイント上昇している。大学院等への進学者数は7万3千人だった。

 アルバイト、パート等、「一時的な仕事に就いた者」は1万9千人(前年度より6千人増加)で、卒業者に占める比率は3.6%(前年度より1.3ポイント上昇)となっている。

 さらに、卒業者数のうち「進学も就職もしていない者」は、前年度より1万9千人(4.0ポイント)増加して8万7千人となり、卒業者に占める比率は16.1%と就職者に次いで大きな割合となっている。

 今年も、企業業績の改善が進まず、大幅な新卒採用の改善は見込めないことから、2011年卒業の学生も同様に就職率が上がらない可能性が大きくなった。


2010年上半期 上場66社で希望・早期退職
学生対象に起業家選手権を開催
6月1日現在内定率 調査開始以降初めて6割下回る ディスコ調べ

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