「我々は少し前にダラスへやってきた。また異なる気候に慣れようとしているところだ。ここはすごく暑いね。しかし、試合の頃には問題なくなっているだろう」

ダラスFCとのプレシーズンマッチを控えるインテルのラファエル・ベニテス監督は、このように語っている。パナシナイコスとのプレシーズンマッチに敗れてしまったものの、次のテストには自信を持っているようだ。

「私のチームに対する印象は、常に良いものだ。我々には6つの目標がある。一歩ずつ行くよ。一つひとつの目標に向けて、それぞれ準備をしていく」

リヴァプールでの長い戦いを終えたスペイン人指揮官のベニテス監督は、ジョゼ・モウリーニョ監督の後任という重責を任されることになった。

「リヴァプールでの経験はファンタスティックなものだった。クラブとのこともそうだが、特にサポーターや選手たちとのことだね。6年というのは長かったよ。忘れがたい経験だ。しかし今、私はまた異なるビッグクラブにいる。ここ数年でたくさんのタイトルを手にしてきたチームで、私と一緒にさらに勝ちを重ねていきたい。勝利を続ける、それが私の挑戦だ。ベースとなるフォーメーションについて言うのはまだ早い。ただ、間違いなく競争的なチームになる。過去のシーズンをベースに、戦術面でも個人の面でも新たなものも加わったよ」

「(前回のプレシーズンマッチに比べて、)もちろん変化はある。違う選手も試していく。(ハビエル・)サネッティは念のために欠場させる。とは言え、重傷ではない。若手を試していく予定だ。プレシーズンだけでなく、起用していける」

「インテルにはまだ、勝利への飢えがある。我々にはサッカーをよく知る会長がついていて、勝つ術を知っているね。だから私は落ち着いているよ」