世の中にはあんな本やこんな本、いろんな本がある。そのテーマも十人十色。「感動したい本が読みたい!」「思いっきり怖い本を味わいたい」と思っても、 どんな本を選べばいいのか分からない! とお悩みの方も多いはずでは?
 そんなときにあなたの味方になるのが書店員さんたちだ。本のソムリエ、コンシェルジュとしてあなたを本の世界に誘ってくれる書店員さんたち。
 そんな彼らに、テーマごとにお勧めしたい本を3冊答えてもらうのが毎週水曜日に配信する、この「わたしの3冊」だ。 【「わたしの3冊」バックナンバーはこちらから】

 夏真っ盛りの8月のテーマは『これであなたもモテモテ? 持ち歩いているだけでカッコよく見える3冊 』。
 この本持ち歩いているヤツはかなりツウで、イケてるんじゃないか!? そんなあなたをカッコよくみせる本を、書店員さんに紹介してもらう。トップバッターは東京・吉祥寺の名物書店、BOOKSルーエから花本武さんが登場。どんな3冊を選んだのか?


◆『萩原朔太郎詩集』

著者:萩原朔太郎、三好達治(選)
出版社:岩波書店
定価(税込み):840円

この本を持ち歩いている男は間違いなくカッコ良いとおもいます。
ぼくは常に持ち歩いてます。
朔太郎は本音で詩を書くし、本気で詩について語ります。
読んでいると自然とそういうクセがつくようになり、
自ずと女性に対しても、本音で口説き、本気で愛を語るようになります。
どこから読んでもいい、全て声に出して読みたい日本語で書かれた詩集だ。
ただ、なりふりかまわず吠えていちゃだめなのだ。
研ぎ澄まされた言葉だけが人の心をゆさぶり、
女性の背中を押すことになるのだから。


◆『【東京】 ホルモンの名店』

著者:森脇慶子、YAKINIQUEST(編著)
出版社:東京書籍
定価(税込み):1470円

この本を持ち歩いている男は間違いなくカッコ良いとおもいます。
ぼくは常に持ち歩いてます。
草食系男子ブームも一段落し、そろそろゆり戻しがきてるんじゃないですか?
肉。しかもホルモン。そこにはエロスとタナトスがある。
焼き肉屋にいる男女はすでに深い関係、
という説はとても一般的かとおもいますけど、
別にそうでもないことをぼくは先日学びました。
そういう学びの積み重ねのうえで、
男と女というのは、関係を深めたり、
深めなかったり、なしくずしにしたりしているんだなあ。


◆『立川談志 橘蓮二写真集 噺家』

著者:橘蓮二
出版社:河出書房新社
定価(税込み):2800円

この本を持ち歩いている男は間違いなくカッコ良いとおもいます。
ぼくは常に持ち歩いてます。
家元の健康状態は大変危ういところにきているようですが、
あまり弱気な発言はなさらないでもらいたいものです。
偉大なアーティスト、偉大なことを成し遂げる男、
スポーツ選手にしてもやはりビッグマウスであってほしい。
言っちゃったからには、やらなきゃいけない。
そうして自分を追いつめる。
告白しちゃったからには、付き合わなきゃいけない。
そうして自分を追いつめる。
極限状態でこそ自分の真価とポテンシャルが
問われてきますよね。
そこに一抹の不安が差したとき、
この写真集の家元の凛々しい姿を拝んでみましょう。
人生はイリュージョンだ。


◇   ◇   ◇

【今回の書店】
ブックス ルーエ

昭和11年創業以来、吉祥寺の街と共に歩んできた「ルーエ」。吉祥寺の名物書店として有名です。書棚を見るとバラエティ豊かな書籍が並んでおり、立ち寄って眺めるだけでも楽しい書店です。

住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-3
TEL:0422-22-5677

■アクセス
吉祥寺駅中央口から徒歩2分(中央口正面のサンロード商店街を直進、進行方向右手)

■営業時間
AM9:00〜PM10:30

■ウェブサイト
http://www.books-ruhe.co.jp/


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