――1カ月ほど前、将来はカメルーン代表の監督になるかもしれないとおっしゃったのは本当ですか?
「オレが言ったのは監督ということで、カメルーン代表とは言っていない。アイディアとしては気に入っている。幸いにもこれまで素晴らしい指揮官たちと一緒にやってきたからね」

――直近ではジョゼ・モウリーニョ監督です。彼がレアル・マドリーにあなたを欲しがったというのは本当ですか?
「それは知らないね」

――知らないというのは、「ノー」とは違いますが…。
「今はインテルにいて、インテルのサポーターの友人だ。大事なのはそれだけだよ。知らないって言ったのは、サッカーではあらゆることが起こり得るということを学んだからさ。バルセロナからこうやって出て行くことだってなかったはずだしね」

――ペップ・グアルディオラ監督ということですか?
「オレは彼と問題なかったよ。彼がオレに対してあったのかもしれない。それは知らないけどね」

――ラファエル・ベニテス監督が就任しました。彼はあなたからの助けを得られるでしょうか?
「ベニテスを助ければ、インテルを助けられる。とにかく、オレはすべてを尽くすよ。ベニテス監督はそれにふさわしい人だからね」

――あなたにとってもより簡単になるのでしょうか?
「簡単になるとしたら、それはオレがよりグループのことやイタリアサッカーについて理解したからだよ。でも大事なのは、監督にとって簡単になるかどうかだ。ベニテス監督は明確なアイディアを持っている。それは確かだ。あとはグループのモチベーションにかかっている。どんなフィーリングをつくり出すかにね。すべては監督が求めることをチームがどうやって、どれくらいやれるかだ」

――あなたは本来のストライカーという仕事に戻りたいとおっしゃいました。4-2-3-1でプレーして、それは可能でしょうか?
「ベニテス監督はどうすべきか知っているよ。オレは走りたくないと言ったんじゃない。それはポジションと関係なくやるべきことだ。でも、オレはストライカーとして何も証明する必要はないと思っている。だから、もっとゴールの近くにいたいと言ったんだ。もうオレは20歳じゃないし、13年前からプロなんだ。本当のエトーは、ゴールを決めるためにプレーしてきたんだよ」

――では、昨年は本当のエトーではなかったと?
「ハイレベルなプレーをするエトーだったが、そのやり方は違っていた。オレはモウリーニョ監督が求めた犠牲をやったということだ」